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[MOM549]大阪体育大FW大田賢生(4年)_“関西代表”の意地を

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FW大田賢生は勝利をグッと引き寄せる得点を奪った

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.7 総理大臣杯準決勝 中京大1-2大阪体育大 ヤンマー]

 今大会、出番に恵まれていなかった背番号11が、初の先発起用に燃えた。前半終了間際の得点で1点をリードして折り返した大阪体育大(関西2)は後半7分、DFの裏に抜けたFW大田賢生(4年=星稜高)がGKと1対1の状況を迎えると、右足でシュートを決めきり、勝利をグッと引き寄せた。 

「今日はチャンスをもらったと思っている。ああいう形でチームに貢献出来てよかった。FW争いはし烈ですが、ゴールが出来て良かったです」

 明治大との決勝は、準決勝でその明治大に敗れた大阪学院大の思いも背負って戦うつもりだ。大阪学院大には総理大臣杯の予選である関西選手権の決勝で、1-1から突入したPK戦の末に敗戦。大阪学院大が勝っていれば、全国の舞台でその再戦となるはずだったが、その夢は果たせなくなった。

 ただ大阪で行われている大会。昨年は4強を関東勢に独占された苦い経験もあり、関西勢としての意地がある。「関西チャンピオンの学院が負けたので、僕らがリベンジしないといけない」。

 明治大とは2年前の2016年度大会の準々決勝で対戦。0-3と完敗を喫している。「リベンジ出来れば嬉しい」と気合を入れ直した大田。「FWなので、結果が求められると思う。しっかりと準備したい」。相手も昨年準優勝に終わったリベンジに燃えている。リベンジがテーマとなる決勝戦だが、簡単に負けるつもりはもちろんない。

(取材・文 児玉幸洋)
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