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森保Jが取り組むビルドアップ…19歳DF冨安「いつもどおりの感覚で」

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攻撃の起点としての活躍も期待したいDF冨安健洋

 日本代表は8日午前、札幌市内での最後の練習を終えた。11日にキリンチャレンジカップのコスタリカ戦(吹田S)が行われる大阪府への移動を前に、初招集のDF冨安健洋(シントトロイデン)は「そこまで何もできていないという感覚はない」と手応えを口にした。

 7日に札幌ドーム行われるはずだったキリンチャレンジカップのチリ戦が、北海道胆振東部地震の影響で中止となり、森保ジャパンにとっての初陣は思わぬ形で実現せず。だが、代わりに別会場で紅白戦を実施。19歳の冨安は控え組とみられるチームのセンターバックを担った。

 持ち味の高さは発揮する機会が少なかったが、奪ってからの縦パスや運ぶドリブルでアピール。「縦パスはベルギーでも求められているので狙っている。また、持ち運ぶところはスペースが空いてたら選択肢の一つだと監督からも言われている」。ベルギーでの経験に加え、指揮官のアドバイスを糧にしているようだ。

 今回の日本代表ではセンターバック2枚が自陣深くまで引き、GKと連携して低い位置からのビルドアップを試みる場面が目立つ。これについて冨安は「細かいポジションの指示はないけど、ゴールキーパーが持ったら素早く開くように言われていて、ボールが入りそうだったらダッシュで次のポジションを取る」と説明する。

 ボールポゼッションを基本戦略とするチームではおなじみの動き。「ベルギーでもGKの横でビルドアップするのでそんなに抵抗はない。いつもどおりの感覚でやれています」と手応えも感じている。また「縦パスをもっと効果的に出していきたい」との言葉も。若くして定評のある対人守備だけでなく、攻撃の起点として持ち味を発揮していく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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