beacon

超ロングFKからの劇的ヘッド…松本、新助っ人ジネイの後半AT弾で福岡との昇格争い直接対決制す

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.8 J2第32節 福岡0-1松本 レベスタ]

 J2第32節が8日に開催され、暫定2位の松本山雅FCは敵地で同4位のアビスパ福岡に1-0で勝利した。8月31日に加入が決まったFWジネイが後半アディショナルタイム1分に劇的な決勝ゴール。昇格争いの直接対決を制し、4試合ぶりの白星をつかんだ。

 5月20日に行われた前回対戦の第15節は松本が1-0で完封勝利。今節も開始から主導権を握ると、前半6分にPA手前中央でボールを収めたFW高崎寛之が右足で強烈なシュートを放つ。しかし、ワンバウンドしてわずかにゴール右外へ。同8分にはMFセルジーニョからパスを受けたMF石原崇兆がPA内左で右足を振り抜くが、シュートはGK圍謙太朗の正面を突いた。

 対する福岡は前半34分に決定機を迎える。右CKからキッカーのMF鈴木惇が左足でクロスを送ると、ニアでFW松田力とMF田中隼磨が交錯し、ゴール前でフリーのDF吉本一謙がこぼれ球に反応。だが、右足のシュートは弱くなり、ゴールラインぎりぎりでGK守田達弥に右手1本で止められた。

 0-0で前半を終え、後半の立ち上がりからもゴールに迫る松本。後半14分にPA左角付近でFKを獲得し、セルジーニョが右足で速いボールを蹴り込む。しかし、ニアの相手をかすめてクロスバーの上を通過した。

 後半33分には福岡が松田に代えてFW城後寿、松本が高崎に代えてジネイを投入する。直後の同34分には福岡のDF輪湖直樹が左サイドから右足でクロスを送り、PA内中央のMFユ・インスが頭でそらすも、わずかにゴール右に外れた。

 その後も互いにゴールが遠い展開が続いた中、松本が均衡を破る。後半アディショナルタイム1分、自陣センターサークル内のFKから途中出場のMF岩上祐三が右足でロングボールを蹴り込むと、PA内左で高いジャンプを見せたジネイがヘディングシュート。やや距離があったが、GK圍が伸ばした右手を越えてゴールに吸い込まれた。

 ジネイは移籍後2戦目で初ゴールを記録。これが決勝点となり、松本が4試合ぶりに勝ち点3を獲得した。一方、福岡は3試合ぶりの黒星。連勝は2でストップした。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第32節1日目 スコア速報

TOP