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DF山本脩斗が2発!! 鹿島、川崎F撃破でルヴァン杯4強入り

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鹿島アントラーズがルヴァン杯ベスト4進出を決めた

[9.9 ルヴァン杯準々決勝第2戦 川崎F1-3鹿島 味スタ]

 ルヴァン杯は9日、準々決勝第2戦を行い、味の素スタジアムでは川崎フロンターレ鹿島アントラーズが対戦。前半にDF山本脩斗の2ゴールで鹿島がリードを奪うと、後半は1点ずつを取り合い試合は3-1で終了。2試合合計4-2とした鹿島が準決勝進出を決めた。

 日本学生陸上競技対抗選手権大会と日程が重なり、川崎Fのホームである等々力競技場が使用不可のため、味の素スタジアムで行われた一戦。川崎Fは5日の準々決勝第1戦(△1-1)から先発1人を入れ替え、MF阿部浩之らがスターティングメンバーに名を連ね、鹿島は同試合から先発4人を入れ替え、FW鈴木優磨、FWセルジーニョ、山本、DF内田篤人らを先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 ともに相手守備を崩し切れず、なかなか決定機を生み出せない中、前半25分に川崎Fがゴールに迫る。右サイドからPA内に侵入したFW知念慶のドリブルは阻まれたものの、こぼれ球をMF鈴木雄斗がつなぎ、走り込んだDFエウシーニョがフィニッシュ。しかし、右足から放たれたシュートはゴール右に外れてしまった。

 すると、前半28分に鹿島が先制に成功。右サイドからMF遠藤康が送った鋭いクロスをニアサイドの山本がヘディングで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。さらに同37分には右サイドからMF永木亮太が送ったクロスがGK新井章太に弾かれると、こぼれ球を山本がダイレクトボレーで合わせてゴールを陥れ、リードを2点差に広げた。

 2-0と鹿島がリードしたまま後半を迎えると、準決勝進出のために最低でも3点が必要となった川崎FはFW赤崎秀平に代えてMF長谷川竜也をピッチへと送り込む。すると同6分、MF中村憲剛とのパス交換でPA内に侵入したDF登里享平が永木のファウルを誘ってPKを獲得。キッカーを務めたMF阿部浩之がきっちり蹴り込み、川崎Fが1点差に詰め寄った。

 1点差に詰め寄られた鹿島は同14分、遠藤に代えてDF安西幸輝を投入。すると同27分、PA外でボールを受けたMF安部裕葵が鮮やかなボールタッチから送ったスルーパスに反応したFWセルジーニョが左足シュートでネットを揺らし、鹿島が再びリードを2点差に広げた。

 川崎Fは後半30分にMF齋藤学、同34分にMF田坂祐介と投入して状況を打開しようと試みる。その後は逆転を狙う川崎Fが押し込む時間帯が続いたものの、鹿島が体を張った粘り強い守備でしのいで3-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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