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“湘南スタイル”で勝ち取った22年ぶり4強…チョウ監督「走らないとサッカーじゃない」

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チョウ・キジェ監督は「チーム全員の勝利」と胸を張った

[9.9 ルヴァン杯準々決勝第2戦 C大阪2-2湘南 ヤンマー]

 湘南ベルマーレが1996年以来、22年ぶりのルヴァン杯準決勝進出を決めた。チョウ・キジェ監督は「チーム全員の勝利」と胸を張った。

 前回王者セレッソ大阪との準々決勝となった湘南。5日にホームで行われた第1戦は、前半28分にFW松田天馬が先制のゴールネットを揺らすと、後半にFW梅崎司とMF金子大毅が追加点を挙げ、3-0で快勝。ベスト4進出に大きく前進した。

 そして9日、アウェーでの第2戦に臨んだ湘南は、先制点を許してしまうが、前半31分に金子がインターセプトから一気にゴール前まで運び、同点弾をゲット。粘るC大阪に再びリードされるも、44分にFW山崎凌吾が自ら獲得したPKを決め、2-2と試合を振り出しに戻した。

 後半は得点こそ奪えなかったが、ピッチに立った選手たちが攻守で豊富な運動量を発揮。2試合合計5-2とリードしながらも、“目の前の試合に勝ちにいく”という気持ちが前面に出ていた。

 試合終了後のインタビューで指揮官は、「今日で言うと、同点だった。でも、我々は点差を持っていたので、今日のドローは勝ちに等しいと選手たちはわかっていた。前半は少し相手の形が違って戸惑ったが、後半は修正して良く戦ってくれた。チーム全員の勝利かなと思う」と、笑顔こそなかったが選手たちを称えた。

 湘南は22年ぶりのベスト4。準決勝の相手は柏レイソルに決まり、第1戦は来月10日にアウェー、第2戦は同14日にホームで決勝進出をかけて戦う。

「走らないサッカーはない。走らないとサッカーじゃない。それも走らされるのではなく、自分から走っていくというのが基本的に大事。見ている人も楽しいと思う。継続してやっていきたい。ここからリーグ戦、ルヴァンといい形につなげていきたい」

 “湘南スタイル”で勝ち取った快挙。この勢いのまま初の決勝進出、さらに頂点を目指していく。

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