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“ホットライン”にも期待…浅野「自分の動き出しをこのチームの武器に」

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恩師の下でリスタートを切ったFW浅野拓磨

 4年後のリベンジへ、最高のスタートを切った。ロシアW杯では最終候補メンバーに入りながら最後に落選した日本代表FW浅野拓磨(ハノーファー)。それでも、バックアッププレイヤーとして事前キャンプからW杯初戦のコロンビア戦までチームに帯同した。

 当時の悔しさを忘れるはずがない。「自分のチームで試合に出続けることが大事だと、あの経験をして思った」。昨季所属したシュツットガルトではシーズン途中の監督交代もあり、後半戦は出場機会が激減。2018年に入ってから1試合も公式戦に出場することがないままW杯を迎えてしまった。

「まず試合に出られないとアピールもできない。まず試合に出ないと、という気持ちは強くなった」。W杯後に移籍したハノーファーでは、今季公式戦初戦のDFBポカール1回戦でさっそく移籍後初ゴールをマーク。PKも獲得する活躍ぶりで、その後開幕したブンデスリーガでも2試合連続で先発出場を果たしている。

 新天地で充実した日々を送り、再び戻ってきた日本代表。チームを率いるのは、プロ入団からドイツに移籍するまで広島で指導を受けた森保一監督という縁にも恵まれた。

 キャプテンに任命されたMF青山敏弘とのホットラインも期待されるスピードスターは「お互いがお互いの特徴を知っている関係だと僕は勝手に思っているし、それをピッチで表現できれば」と話すと、「アオくん(青山)だけでなく、自分の動き出しをこのチームの武器として出していきたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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