beacon

17歳が2戦連続先発も…甲府FW中山陸「心残り」な45分

このエントリーをはてなブックマークに追加

2試合連続先発となった甲府のFW中山陸

[9.9 ルヴァン杯準々決勝第2戦 柏1-1甲府 三協F柏]

 来季からヴァンフォーレ甲府への加入が内定、6月から強化指定選手として登録されたFW中山陸(東海大相模高3年)は、ホームで迎えた5日のルヴァン杯準々決第1戦で先発。すると、後半9分に先制点となるゴールを挙げ、その15分後にはMF曽根田穣のゴールをお膳立て。1得点1アシストという衝撃のデビュー戦を飾った。

 迎えた敵地での第2戦、再び先発に名を連ねた中山だが、柏に押し込まれる時間が続き自陣にいる時間が長くなった。「守備の時間が多かったので、自分の持ち味を出せなかった。ボールを受けて前を向いても、悩んだりしていた部分もあった。もうちょっとタメをつくって、味方の上がりを待ってもよかった」と、中山は試合を振り返った。

「守備をさせすぎた」と中山のストロングポイントを活かせなかったとFW金園英学も続ける。甲府はシュート1本で幸先よく先制したが、リードしながらもリズムを出せない展開に、中山は前半だけでの交代となった。「心残りがある。チームのみんなに申し訳ない」。中山は自身の出来を悔やんだ。

 ルヴァン杯準々決勝の2試合を終えた中山は、「プロはまだレイソルしかやっていないですけど」と前置きをしつつ「守備の質が高校とは違う」ことを痛感させられたという。「プレスのスピードとか、ディフェンスの組織がしっかりしている」「足が伸びてきたり、スライディングでとられたり、間合いがまるで違う」ことを体感した17歳FWは、これから先の活躍の糧としてくれるはずだ。

(取材・文 奥山典幸)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[ルヴァン杯]準々決勝第2戦 スコア速報
●ルヴァン杯2018特設ページ

TOP