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帝京の注目世代牽引してきた司令塔・MF三浦、選手権で目標への可能性広げる

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帝京高の司令塔・MF三浦颯太は選手権やリーグ戦の活躍を将来に繋げる

[9.8 東京都1部L第14節 帝京高 3-2 実践学園高 帝京大学グループ千住総合G]

 名門・帝京高の現3年生はFC東京の育成組織出身の選手が多く加わった注目世代。特にMF三浦颯太(3年)とFW佐々木大貴(3年)の2人は1年時から出場機会を増やし、対戦する上級生の守りを2人で打開するほどの力を見せていた。 

 その彼らもあと一歩のところで全国切符を掴めないまま最後の選手権を迎えようとしている。だが現在、帝京は東京都U-18リーグ1部で5連勝と結果が出ていることもあって、状態は心身ともに良好。この日の実践学園戦では佐々木が決勝点を決め、三浦は左足からの多彩なパスで攻撃の中心となっていた。

 三浦は「結構キツイ時間とかに自分がたくさんボールを受けて落ち着かせたり、攻撃の時にキックとドリブル使ってスイッチを入れたりできればチームの流れも良くなると思う」と心掛けてプレー。この日の前半、帝京はサイドと中央を使い分けた攻撃が非常に効果を発揮していたが、その中で三浦は周囲に要求しながら質の高い攻撃の中心となっていた。

 目標はプロ。「自分、プロを目指しているんで、個人的にも良いプレーをしないといけないし、チームに良い影響を与えられたら良いと思っています」。恒例の岐阜遠征は今夏、特に暑い日々に。その中でたくましさも身に着けたチームとともに白星を重ね、注目司令塔は将来の可能性を広げる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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