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若手躍動の森保Jが初陣飾る!南野、伊東がA代表初ゴール

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オウンゴールを誘うヘディングシュートを打ったDF佐々木翔がチームメイトと喜ぶ

[9.11 キリンチャレンジカップ 日本3-0コスタリカ 吹田S]

 日本代表は11日、森保一監督の初陣となるキリンチャレンジカップでコスタリカ代表と対戦し、3-0で快勝した。前半16分にオウンゴールで先制すると、後半21分にMF南野拓実、後半アディショナルタイムにMF伊東純也がともにA代表初ゴールとなる追加点。守備陣も最後まで無失点で締め、森保ジャパンの初陣を完封勝利で飾った。

 4-2-3-1のシステムで初陣に臨んだ森保ジャパン。GK東口順昭、4バックは右からDF室屋成、DF三浦弦太、DF槙野智章、DF佐々木翔と並んだ。中盤はキャプテンのMF青山敏弘とDF遠藤航がダブルボランチを組み、2列目は右からMF堂安律、南野、MF中島翔哉。FW小林悠が1トップを務めた。ロシアW杯メンバーは槙野、遠藤、東口の3人のみ。佐々木、堂安はA代表初招集で先発デビューを飾り、南野、中島も国際Aマッチ3試合目の出場で初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 積極的な入りを見せた日本は堂安が果敢なドリブル突破からFKを獲得するなど、序盤から何度もセットプレーのチャンスをつくり出す。前半8分、中島の右CKからこぼれ球をつないで南野が左足でミドルシュートを狙ったが、大きく枠を外れた。

 コスタリカも前半12分、MFランダル・レアルがドリブルでPA内右に切れ込むと、鋭い切り返しで佐々木をかわして左足でシュート。しかし、これはカバーに入った槙野に当たって枠を外れた。同15分には自陣で槙野が青山に出した横パスが合わず、危うくボールを奪われそうになる場面もあった。

 先発の平均年齢は26.5歳。スタメン11人のキャップ数を合計しても78キャップという“フレッシュジャパン”は試合の中で徐々にコンビネーションを合わせていく。そして前半16分の右CKのチャンス。中島のキックに中央の佐々木がヘディングで合わせると、ゴール前にいたDFブライアン・オビエドの頭に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

 森保ジャパン第1号となる先制点はまさかのオウンゴール。それでもリードを奪ったことで余裕の生まれた日本は前半20分、23分と中島が立て続けにミドルシュートを放つなど、果敢に追加点を狙った。コスタリカも同点ゴールを目指して反撃に出るが、前半29分、オビエドの強烈な左足ミドルは東口がセーブ。同35分には左CKからDFオスカル・ドゥアルテが東口に競り勝ってヘディングシュートを放つが、わずかにゴール右へ外れた。

 日本は前半39分、遠藤が前線に浮き球のパスを送り、小林が胸で落としたところを南野が右足ダイレクトボレー。PA手前から放った強烈なひと振りはGKレオネル・モレイラの好セーブに遭い、惜しくも代表初ゴールとはならなかった。

 1点リードで折り返したハーフタイム、日本に選手交代はなし。前半と同じメンバーで後半を迎えた。後半12分、左サイドから中島が右足でゴール前にクロス。中央に飛び込んだ南野が頭で合わせたが、ジャストミートできず、シュートはゴール右へ。同14分には中島から横パスを受けた小林のスルーパスに堂安が反応。前に出てきたGKの頭上を越す左足のチップキックでゴールを狙ったが、カバーに戻ってきたDFルイス・エルナンデスにゴールラインぎりぎりでクリアされた。

 後半19分にもPA内で南野がつぶされたこぼれ球を堂安が拾い、PA内右から縦に仕掛けて右足でシュートを打ったが、ゴール左へ。再三の決定機もなかなか追加点を奪えずにいたが、後半21分、中島のスルーパスからPA内左の遠藤が中央に折り返し、南野がトラップから左足でシュート。これが今度こそゴールネットを揺らし、待望の追加点となった。

 南野は国際Aマッチ出場3試合目でうれしい初ゴール。リオ五輪世代のコンビネーションから生まれた得点に、アシストの遠藤が南野を抱きかかえて喜び合った。日本は後半23分、最初の交代カードを切り、小林に代えてFW浅野拓磨を投入。同30分には中島を下げ、A代表デビューとなるMF天野純が入った。浅野が1トップ、天野がトップ下に入り、南野がトップ下から左サイドへ。同33分、佐々木に代わってDF車屋紳太郎が左サイドバックに入った。

 後半34分、堂安がPA右手前でファウルを受け、絶好の位置でFKを獲得。これを自ら左足で狙ったが、壁に当ててしまった。日本は後半37分、室屋に代えてMF守田英正を投入。守田は右サイドバックでのA代表デビューとなった。さらに同40分に堂安に代えてMF伊東純也、同43分に青山に代えてMF三竿健斗を投入し、交代枠を使い切った。後半アディショナルタイムには伊東がA代表初ゴールとなるダメ押し弾。3-0の完封勝利で初陣を飾った。

(取材・文 西山紘平)

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