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「もう1つの幸せ」を見つけた中田英寿氏に伊紙が注目…第2の人生を送る選手らを特集

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 現役引退を迎えたのち、人生で第2のキャリアを送る元選手らについて、イタリア紙『ティレーノ』が10日、特集記事を組んだ。「もう1つの幸せ」との見出しで、元日本代表MF中田英寿氏らを紹介している。

 サッカー選手とは世界中の子供たちが夢見る職業だ。だが、「サッカーにはストレスがつきものだ。金、名声、女性を手に入れることができるが、過剰にメディアにさらされ、最終的に疲弊してしまう。こうして、すべてを手放して逃げ出したいという抑えきれない欲求に駆られることになる」として、特集記事では、人生において新たなキャリアを切り開き、「もう1つの幸せ」を見つけた元選手らが紹介されている。

 現役時代にペルージャやローマ、パルマなどで活躍した中田氏も挙げられている。「彼は(指揮官のセルセ)コズミと(会長のルチアーノ)ガウチが率いるペルージャで主役となり、ローマでは(指揮官のファビオ)カペッロの下でスクデットを獲得した。日本の元ファンタジスタは、2006年ドイツW杯の終了後、わずか29歳でサッカーに別れを告げた」として中田氏のキャリアを簡単に振り返った。「シューズを脱いでからは、リュックサックを背負い、世界の旅へ出発。日本酒のプロデュースも始めた」と紹介している。

 このほか中田氏の恩師であるコズミ氏の第2のキャリアにも言及されている。監督業から退いたのち、コズミ氏はDJに転身。地元ペルージャの方言をラップにのせて紹介する動画を公開して話題になった。また元イタリア代表パブロ・オズバルドはロックミュージシャン、元ナイジェリア代表タリボ・ウェスト氏は牧師に転身。さらにリベリア大統領に就任したジョージ・ウェア氏やジョージアの首都トビリシ市長に当選したカハ・カラーゼ氏らも紹介されている。
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