beacon

レンタル加入の22歳MFが値千金V弾!徳島が土壇場で勝ち点3奪取、岐阜はついに10連敗に…

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.15 J2第33節 徳島2-1岐阜 鳴門大塚]

 J2リーグは15日、第33節を各地で行った。鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムでは、8位の徳島ヴォルティスと19位のFC岐阜が対戦し、徳島が2-1で競り勝った。徳島は4連勝、岐阜はついに10連敗となった。

 9連敗でクラブ記録を更新し続ける岐阜。前半16分、DF井筒陸也のパスをPA手前でカットしたFW田中パウロ淳一がそのまま左足を振り抜く。決定的なシュートだったがGK梶川裕嗣のファインセーブに阻まれ、先制点とはならなかった。

 プレーオフ出場圏内に浮上したい徳島は前半26分、相手CKの流れでラインの高くなっていた守備陣の裏へMF岩尾憲がロングパスを送る。これに反応したFWバラルが抜け出し、GKと1対1の状況から冷静に右足を振り抜くが、惜しくも右ポストを直撃。チャンスを逃したが、前半のうちに先制に成功した。

 前半41分、徳島はFWピーター・ウタカがバラルにくさびのパスを入れる。リターンを受けようとゴール前に走り込んだウタカをおとりに、バラルがペナルティーアーク左手前から左足を振り抜き、ゴール右隅に吸い込まれた。今夏加入のバラルは3試合連続ゴール。さらに出場8試合で8ゴールと驚異の得点力を発揮している。

 1点ビハインドの前半を終えた岐阜。後半12分にMF中島賢星に代えてMF風間宏矢を投入する。16分、FW石川大地のポストプレーを受けた風間がPA右手前から積極的にシュートを放つ。これは惜しくも枠を外れてしまうが、交代で入った風間がチームに勢いをもたらした。

 しかし、押し込みながらも徳島の守りをなかなか崩すことができない岐阜は、後半30分に石川を下げてFW難波宏明をピッチに送り込む。33分には、右サイドから田中がクロスを送り、難波が難しい体勢でヘディングシュートを放つがわずかに枠を外れる。それでも、直後にセットプレーから待望の得点が生まれる。

 岐阜は後半35分、右CKから風間が右足でアウトスイングのクロスを送ると、中央にいたFW山岸祐也が頭で合わせ、1-1。5試合ぶりの得点で同点に追いついた。

 追いつかれた徳島は、終盤に怒涛の反撃に出る。そして、終了間際に劇的ゴールが生まれた。後半アディショナルタイム4分、左サイドからMF杉本竜士がクロスを送り、ファーサイドに流れたボールをMF表原玄太が右足で合わせて決勝点。ゴールパフォーマンスで阿波踊りを披露した。

 試合はそのまま2-1でタイムアップ。先月、湘南から育成型期限付き移籍で加入した22歳MFの決勝点で徳島が勝ち点3を獲得した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第33節1日目 スコア速報

TOP