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“飛んだ”清水MF白崎、今季初得点も「あまり言ってほしくなかった(笑)」

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清水エスパルスMF白崎凌兵

[9.15 J1第26節 柏2-3清水 三協F柏]

 ようやく生まれたゴールだった――。清水エスパルスMF白崎凌兵は自身の左足から放たれたシュートがネットを揺らしたことを確認すると、歓喜を爆発させた。

 まずは前半10分に魅せた。左サイドからDF松原后が送ったグラウンダーのクロスをFW北川航也がスルーすると、後方の白崎が反応。丁寧にボールを落とし、MF竹内涼の先制点をお膳立てした。そして、後半7分には自らがネットを揺らす。

 MF金子翔太が蹴り出したCKは相手選手に一度ははね返されたものの、MF河井陽介がヘディングでゴール前に再びボールを送る。オフサイドをとろうとした柏最終ラインが一気にラインを上げるが、「あそこにボールが来ると思った」と間隙をぬってスルスルと前線へと飛び出した。

「相手は自分のことが見えていなかった。うまく体を当てて最後は感覚的に足首で方向を変えたら逆を突けると思った」。DF中川創と競り合いながらも、最後は「イメージどおり」のジャンピングボレーでゴールを陥れた。

 第26節、自身は19試合目の出場での今季リーグ戦初得点。試合後の取材では、そのことを問われて「あまり言ってほしくなかった(笑)」と苦笑しつつも、「自分でも思う部分があったし、チームに目に見えて貢献するところでは数字の部分がある。他にもチャンスはあったけど、1点取れて良かった」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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