beacon

復帰戦でフル出場…柏DF鈴木「あのピッチに戻ってこれて幸せを感じた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

柏レイソルDF鈴木大輔

[9.15 J1第26節 柏2-3清水 三協F柏]

 9日に加入が発表されたばかりだ。16年2月に柏レイソルからスペイン2部のヒムナスティック・タラゴナに移籍したDF鈴木大輔は、約3年ぶりに古巣に復帰すると、1週間経たずに迎えた清水戦でスターティングメンバーに名を連ねた。

「前半のプレッシャーの掛かり方が甘いと感じている中で、自分たちの中で割り切って守備を固めたが、まず失点が痛かった」。そう振り返ったように、序盤から清水に押し込まれる時間帯が続くと、前半10分に早々に先制点を献上。さらに「前半は割り切って耐え、後半うまい形で積極的に自分たちから行き始めたときに、また失点してしまった」と後半7分には追加点を奪われてしまう。

 後半19分にはFW瀬川祐輔のゴールで1点差に詰め寄るが、悪い流れは断ち切れず。同36分にダメ押しゴールを決められて万事休す。「自分たちが良い時間帯になりそうなときに失点してしまった。それでは勝負をつけられない」と悔しさを滲ませた。

 自身も90分間ピッチに立ち続けたものの、合流直後ということもあり、「まだまだ上げていかないと」と答えたよう決して万全ではない。「90分間、100パーセント持つ体にはまだまだ。コンディションを試合の中で上げながら、続けていくしかない」と今後、さらにコンディションを上げていこうとしている。

 だが、久しぶりのホームゲームに「変わらずに良い雰囲気だったし、久しぶりにホームの雰囲気を感じられた。自分個人として、あのピッチに戻ってくることができて幸せを感じた」と感慨深げに語った。この日はファン・サポーターに勝利をプレゼントできなかったが、「1試合1試合出た課題に取り組んでやっていくしかないし、やり続けるしかない」と視線を力強く前に向け、勝利だけを求めて戦い続ける。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP