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「スクデットよりCL。3~5年でヨーロッパのトップ8へ」ミラン新会長が意気込み

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ミランの復活まで3~5年ほどかかる?

 ミランの新会長パオロ・スカローニ氏が14日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じた。スカローニ氏は、ミランの復活まで3~5年ほどかかると見込んでいる。

 ミランでは今夏、リー・ヨンホン氏を筆頭とした中国グループによる前体制が財政難により退陣し、米エリオット・ファンドによる新体制が設立した。7月からミランの新会長に就任したスカローニ氏は、名門クラブの復活に向けたプランを明らかにした。

「ヨーロッパの上位8クラブ以内に戻ることが重要だ。3~5年の計画になる。リーグ戦制覇は非常に素晴らしいことであるが、サッカー界は今、チャンピオンズリーグ(CL)中心となっている。我々にとって重要なのはCL復帰を果たすことだ。だがはっきりさせておきたいのは、UEFAに提出した計画に記されている予測は、ヨーロッパリーグに関するものであって、CLについてではない」

 ただヨーロッパのビッグクラブと肩を並べて競争していくには、収入をアップさせる必要があるとスカローニ会長は指摘する。ミランは15年前の水準にとどまったままであると危惧した。

「財政面においても忘れてはならない点がある。ミランは2003年に2~2.1億ユーロの売り上げだったが、現在も同水準のままだ。この間にレアル・マドリーマンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティは4倍にも増えている。新CEOの決定については、急いでいない。デッドラインはないが、数週間のうちに問題は解決するだろう」

 最後に前体制のリー・ヨンホン氏に対し、否定的な見解を示した。

「自身が立てた計画を守らない人だ。この疑念が解けることはおそらくないだろう。彼とは3回会ったが、会話は1度もしていない。彼は広東語以外話せないのでね」

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