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ブンデス日本人対決はドロー…大迫勇也と久保裕也はそれぞれ課題を吐露

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日本人対決はドローに終わった

 ブンデスリーガ第3節で日本人FW対決が実現。FW大迫勇也所属のブレーメンとFW久保裕也所属するニュルンベルクの対戦は、1-1のドローに終わった。

 大迫は序盤から攻撃を牽引し、チャンスをつくる。前半15分に巧みなトラップからボールを運び、決定機を演出した。同26分にブレーメンは先制に成功。しかし後半アディショナルタイムに同点弾を許し、痛み分けに終わった。大迫は後半43分で途中交代となっている。

 開幕3試合を終えて、ブレーメンは1勝2分。大迫は「最初の3試合はすごく固くなると思いましたし、1点を取った後に慎重になりすぎた」と試合を振り返る。「引いてしまったところで相手を自由にさせてしまい、もっと前からプレッシャーをかければよかった」と反省点を明かした。

 自身も攻撃に絡み、前半は「まったくやられる気配がなかった」試合展開だったものの、チームは時間とともに少しずつ重心が低くなっていった。大迫もその点を引き分けた原因と指摘している。

 後半になって自身のチャンスが減ったことにも「もちろん重心が低くなっていったから」と語る。「ただもっとサイドの選手がプレッシャーをかけれるようにして、前を向けるようにしないと生きてこないなと思う。中盤が出ていくんじゃなくて、俺らが出ていった方がプレッシャーにかけるときは手応えを感じます」と守備面での対応に収穫と課題を見つけていた。

 一方、久保は開幕3試合フル出場。1-1の同点に追いついた試合終了間際には左足シュートを放つも、相手GKに阻まれ、逆転弾とはならなかった。ニュルンベルクはギリギリで勝ち点1を獲得。久保は試合終了後に「よかったですけど最後は決めたかったです」と悔しさを滲ませた。

 自らの決定機を「2タッチしてもうちょっと冷静になれば良かったですけど、1タッチで打っちゃったんで。しかも弱かったですし」と振り返る。「最後のチャンスだったんで。もうちょっと落ち着けば良かったです」と反省するも、後半の追い上げには「良かったですね。最後追いつけたんで。勝ち点1獲れたのはすごい良かったです」と改めて喜びを噛みしめた。

 久保は4-3-3の左ウイングで先発。両サイドに交代選手が入ると「4-1-4-1ですごく中に入って」プレーをした。結果的に勝ち点1獲得につながったものの、「自分的にはもっといいプレーをしたい」とさらなる奮闘を誓った。

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