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死の組での初戦へ挑むナポリ指揮官のアンチェロッティ「難しい組。心配しすぎを心配」

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死の組での初戦へ挑むカルロ・アンチェロッティ監督

 ナポリの指揮官カルロ・アンチェロッティは17日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第1節レッドスター戦の前日記者会見に出席した。指揮官はアウェーでの一戦へ意欲を見せた。

 “死の組”グループCでリバプールやパリSGと同居するナポリは、18日にアウェーでセルビアの強豪レッドスターと対戦する。アウェーながらも落とすことのできない一戦となるが、数々のタイトルを手にしてきた名将アンチェロッティは意気込みを語った。

「我々のグループは非常に難しい。熱意をもって戦い、耐え抜かなくてはならない。他のクラブのような経験はないかもしれないが、ヨーロッパの舞台においても競争力のあるチームだと確信している。チームには、1つのアイデンティティではなく、複数のアイデンティティを持ってほしいと考えている。アイデンティティについては、よく話す機会があるが、近年、作り上げてきたアイデンティティは偉大な財産であり、壊そうなどとは微塵にも思っていない。新たなチャンスを与えたいだけだ」

「開幕へ向けて興奮の方が上回っているが、それが何より重要だ。CLは監督にとっても選手にとっても魅力的な大会だからね。それでも不安もある。上手くスタートを切ることが非常に重要であり、最大限にチームの力を発揮させるようにしなくてはならない」

■未知の実力を持つレッドスターを警戒

 またCL予選において、日本代表FW南野拓実が所属するザルツブルクなどを破り、本戦出場権を手にしたレッドスターを警戒した。

「誰もがその実力を知っているわけではない。だがリーグ戦で素晴らしいスタートを切ったチームであり、予選では非常に手ごわい相手を退けて勝ち残った。すべてをリスペクトしたい」

 最後にイタリア人指揮官は、ナポリの選手たちやファンに向けてメッセージを発信した。

「この雰囲気が選手たちに良い刺激をもたらしてくれることは十分に理解している。ただ1つ心配なのは、“心配しすぎること”だ。勇気と強い気持ち、自分たちのプレーを出そうとする意欲が必要になる。ファンを喜ばすことができるよう、できる限りを尽くしたい」

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