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目負傷のフィルミーノが劇的V弾!リバプールがパリSGとの注目対決を制して白星発進

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途中出場で決勝点を挙げたFWロベルト・フィルミーノ

[9.18 CLグループリーグ第1節 リバプール3-2パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は18日、グループリーグが開幕。アンフィールドでは、C組のリバプール(イングランド)とパリSG(フランス)が対戦し、FWロベルト・フィルミーノの決勝点により3-2でリバプールが勝利した。

 15日のプレミアリーグ第5節でトッテナムを2-1で下し、開幕5連勝を飾ったリバプールは、その試合で目を負傷したフィルミーノがベンチスタート。代わってFWダニエル・スターリッジが3トップの中央に入った。また、中盤ではMFナビ・ケイタに代わってMFジョーダン・ヘンダーソンがスタメンで起用されている。

 こちらも14日のサンテティエンヌ戦で4-0と快勝し、リーグアン開幕5連勝のパリSG。スタメンを3人入れ替え、この試合に向けて温存したDFマルキーニョス、FWネイマール、FWキリアン・ムバッペが先発復帰した。

 立ち上がりからリズムよく攻め込んだのはリバプールだった。守備でもネイマールを高い位置でつぶし、3トップ中央のFWエディンソン・カバーニにパスすら通させなかった。しかし、いい時間帯に得点できずにいると、徐々にパリSGが攻め込むシーンを作り始める。前半17分、MFアンヘル・ディ・マリアの横パスを受けたネイマールがファーストタッチでPA内に入って左足シュート。GKアリソン・ベッカーが弾いたボールにカバーニが詰めたが、相手の寄せもあってGKの正面に飛んでしまった。

 試合は前半30分に動く。リバプールは右サイド深くからMFジョルジニオ・ワイナルドゥムが後方に落としたボールをDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが右足ダイレクトでクロスを供給。これは逆サイドまで流れたが、DFアンドリュー・ロバートソンが再びクロスを送ると、相手DFの間に走り込んだスターリッジがヘディングシュートを叩き込み、先手を取った。

 追う展開となったパリSGは前半34分、右CKのサインプレーからムバッペがPA中央でフリーとなって右足を振り抜くがクロスバーの上。同点のチャンスを逃すと、リバプールがリードを広げる。36分、ワイナルドゥムがPA内でDFファン・ベルナトに倒されてPKを獲得。キッカーのミルナーが右足でゴール右下に蹴り込み、2-0とした。

 ここからリバプールの一方的な展開となるかと思われたが、パリSGが意地をみせる。前半40分、左サイドからディ・マリアが左足でクロスを上げると、カバーニのバイシクルシュートは空振り。しかし、ロバートソンに当たってこぼれたボールを攻撃参加していたDFトーマス・ムニエが左足ボレーをゴール右隅に突き刺し、1-2。前半のうちに1点を返した。

 後半もリバプール優勢の展開が続く。14分、PA左手前からワイナルドゥムが右足を振り抜き、相手に当たったボールがPA右のスターリッジにつながる。スターリッジのファーストタッチは大きくなったが、GKアルフォンス・アレオラと接触してこぼれたボールをFWモハメド・サラーが左足で押し込み、ゴールネットを揺らす。しかし、GKアレオラへのスターリッジのファウルを取られ、得点は認められなかった。

 リバプールは後半27分、2379日ぶりのCL先発で結果を残したスターリッジに代わってフィルミーノがピッチへ。守備では、パリSGのムバッペが最終ラインの裏を狙う動きを見せるが、DFフィルヒル・ファン・ダイクを中心に同点ゴールを許さない。パリSGは35分に2枚替え。ディ・マリアとカバーニを下げ、MFユリアン・ドラクスラーとFWエリック・マキシム・シュポ・モティングが入った。

 すると、パリSGが後半38分に追いつく。敵陣でサラーの横パスを奪うと、ネイマールがドリブルで仕掛ける。相手を十分に引きつけてノールックパスを送り、ムバッペが右足シュートをねじ込んだ。追いつかれたリバプールは42分、PA左手前の絶好の位置でFKを獲得。アレクサンダー・アーノルドが右足で直接狙ったが、壁に当たってクロスバーを叩いた。

 白熱のビッグクラブ対決はこのままタイムアップかと思われた。しかし、リバプールは後半アディショナルタイム2分、左CKの流れから途中出場のフィルミーノが鋭い切り替えしから右足シュートを突き刺し、3-2。リバプールが劇的勝利を飾った。

 なお、第2節は10月3日に行われ、リバプールはアウェーでナポリ(イタリア)、パリSGはホームでレッドスター(セルビア)と戦う。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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