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24番レフティーが決勝点!横浜FMが俊輔スタメンの磐田に競り勝つ

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山中亮輔が決勝点

[9.22 J1第27節 磐田1-2横浜FM ヤマハ]

 J1リーグは22日、第27節2日目を行った。ヤマハスタジアムではジュビロ磐田横浜F・マリノスが対戦し、DF山中亮輔の決勝点により横浜FMが2-1で競り勝った。

 14日にC大阪と1-1で引き分け、3試合白星がない(2分1敗)磐田は、前節と同じ11人を送り込み、古巣対決のMF中村俊輔やFW大久保嘉人、FW小川航基らがスターティングメンバーに名を連ねた。一方の横浜FMは、16日の浦和戦(1-2)から1人を入れ替え、出場停止明けのDF松原健が先発復帰。日本代表MF天野純とMF大津祐樹らが先発した。

 試合の入りが良かったのは磐田だった。しかし、横浜FMが最初のチャンスをものにした。前半8分、敵陣でパスカットしたMF扇原貴宏が右サイドに展開すると、大津が右足でクロスを送る。ニアにFW伊藤翔が相手を引きつけ、PA左に空いたスペースにフリーで走り込んだFW遠藤渓太が右足ボレー。ゴール中央上に突き刺し、先制に成功した。

 一方の磐田は、前半19分に決定機。敵陣中央からMF田口泰士が前線に縦パスを入れ、スルーしたMF山田大記がリターンパスをPA内で受けて左足を振り抜く。しかし、GK飯倉大樹に止められ、前半のうちに追いつくことはできなかった。

 後半開始から互いに交代カードを切る。1点ビハインドの磐田は小川航とMF宮崎智彦を下げ、FW川又堅碁とDFエレンを投入。川又はJ1通算200試合出場を達成、エレンは移籍後初出場となった。対する横浜FMは、伊藤に代えてFWウーゴ・ヴィエイラをピッチに送り込んだ。

 横浜FMは後半16分、自陣から松原が前線へロングパス。ウーゴ・ヴィエイラがキープして相手2人のタイミングをずらし、PA内から左足を振り抜いたが左ポストを叩いてしまう。磐田は直後の19分、FKのクリアボールを回収した田口が左足ボレー。枠を外れていたが、ゴール前の川又が受けて左足でゴールネットを揺らすもオフサイドと判定された。

 後半22分、横浜FMは大津を下げてMF喜田拓也を投入。だが、次にスコアを動かしたのは磐田だった。23分、ハーフェーライン付近から中村が右サイドへ大きく展開。DF櫻内渚が右足でクロスを送り、ゴール前に走り込んだ川又が相手より早く頭で合わせ、1-1。28歳ストライカーの一発で試合を振り出しに戻した。

 これで勢いづいた磐田に立て続けにチャンスが訪れる。後半30分、山田のスルーパスから大久保が抜け出し、PA中央から右足を振り抜くがGK飯倉に止められる。さらにこぼれ球をつないで、左クロスから大久保が頭で合わせるも、わずかに枠を外れた。31分には、相手DFを左右に揺さぶり、PA右から櫻内が上げたクロスを川又がヘディングシュート。これもGK飯倉に防がれ、逆転とはならなかった。

 終盤に向けて、後半35分に横浜FMが天野に代えてMF中町公祐、磐田は37分に大久保に代えてMF松浦拓弥を入れ、互いに交代カードを使い切った。決勝点は41分に生まれた。横浜FMはDFドゥシャンの横パスを敵陣中央やや左で受けた山中が左足を一閃。GKカミンスキーに触られながらも、低い弾道のシュートがゴール右隅に吸い込まれ、2-1とした。

 後半アディショナルタイム1分には、横浜FMのドゥシャンに2枚目のイエローカードが提示されて退場。数的不利となったが、なんとか2-1で逃げ切った。

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