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残留争いに動じないF・トーレス、新スパイクには「日本の全てと同じでハイクオリティー」

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新スパイクを着用して臨んだサガン鳥栖FWフェルナンド・トーレス

[9.22 J1第27節 柏1-1鳥栖 三協F柏]

 6本のシュートを放ちながらも不発。多くのクロスを集められたサガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスだったが、またしてもゴールに結びつけることはできなかった。

 サイドを突破する場面が目立った鳥栖において、次々にクロスからの決定機が訪れていたF・トーレス。「柔らかくなってしまった」とヘッドがGKに阻まれた前半25分の場面を筆頭に、何度もヘディングシュートを試みた。

 だが、最後までゴールネットを割ることはできず、J1リーグ戦11試合目も無得点という結果に。試合後の取材では大勢の報道陣に囲まれ、「サイドから良いクロスが来たのに、決められなくて残念だった」と振り返った。

 チームは勝ち点1にとどまり、降格圏と同勝ち点の15位という苦境は変わらず。過去の所属クラブでは上位争いを繰り広げていたため、記者からは「これまで優勝争い、欧州CLの中で戦ってきたが、今は残留争いを経験している。何を学ぶべきか」という質問も飛んだ。

 ところが、一瞬神妙な表情をしたF・トーレスは落ち着いた口調で応対。「優勝争いでもチャンピオンズリーグでも、大事なのは何をゴールにするか。今は残留することがゴールだけど、どちらも必要なのは勝つこと。まずは次の札幌戦でね」と答えた。

 また、この日はミズノとのスポンサー契約が発表され、初めて金色の『モレリア・ネオ2』を公式に着用したという一戦。国産スパイクのフィット感については「ミズノはプロフェッショナル。最初から日本のことは好きだったけど、どんどん好きなことが増えている。このスパイクも日本の全てと同じでハイクオリティーだ」と笑みを見せていた。

(取材・文 竹内達也)

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