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杉本が開始早々交代、今月3回目の対決は劇的な結末…C大阪がラストプレーで追いつき湘南とドロー

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ラストワンプレーで同点ゴールを決めたMFソウザ

[9.22 J1第27節 湘南 1-1 C大阪 BMWス]

 J1リーグは22日、第27節2日目を行った。Shonan BMWスタジアム平塚では湘南ベルマーレセレッソ大阪が対戦し、1-1で引き分けた。

 14日の鹿島戦は1-2で敗れた湘南。今節はフジタ工業クラブサッカー部時代のデザインを用いた『クラブ創立50周年記念オーセンティックユニフォーム(黄色)』を着用して臨む。スタメンは前節から5人を代え、MF齊藤未月とMF秋野央樹、MF杉岡大暉、FWイ・ジョンヒョプ、FW梅崎司を起用した。対するC大阪は、前節・磐田戦(1-1)から2人を変更。MF清武弘嗣とFW杉本健勇が先発復帰を果たした。

 湘南とC大阪が対戦するのは今月3回目。5日のルヴァン杯準々決勝第1戦は3-0で湘南、9日の第2戦は2-2で引き分け、2戦合計5-2で湘南が4強入りを決めた。1分1敗で連覇を逃したC大阪としては、リベンジしたいところだが、開始1分も満たない状態で杉本が肩を負傷。前半6分にFW高木俊幸との交代を余儀なくされ、杉本は目元を抑えながらピッチを後にした。

 早々のアクシデントに見舞われたC大阪は前半12分、ワンツーから右サイド深くに進入した清武がマイナスへ折り返し、MF山村和也が右足で合わせたが枠を外れる。一方の湘南は19分、縦パスを梅崎がダイレクトでつなぎ、MF秋野央樹が仕掛けてこぼれたボールに梅崎が反応。ペナルティーアーク内から左足を振り抜いたが、決めきれなかった。

 前半22分にはC大阪に決定機。左サイドのハーフェーライン付近から清武が絶妙なスルーパス。高木が完全に抜け出し、右足シュートを放ったがGK秋元陽太の好セーブに阻まれた。湘南も梅崎がPA内へ浮き球パスを送り、秋野にチャンスが訪れたが、胸トラップから放った右足シュートはミートできなかった。

 スコアレスで迎えた後半8分、C大阪はPA左深くから山村が左足で山なりのクロスを供給し、清武が左足ボレー。強烈なシュートだったが、GK秋元の正面に飛んでしまった。15分には左CKを獲得し、キッカーの清武が右足でインスイングでクロスを入れ、DFマテイ・ヨニッチがヘディングシュート。決定的なシーンだったが、わずかに左に逸れた。

 後半はC大阪がシュートまで持ち込むシーンを多く作る。守備でも湘南の得意なカウンターを封じ、試合を優勢に進めた。35分、スルーパスからPA左へ抜け出したDF丸橋祐介が折り返し、清武が右足アウトで合わせる。完全に崩した場面だったが、シュートはクロスバー上を越えていった。

 劣勢の湘南は後半42分、右サイドでFKを獲得。C大阪がクリアできずにいると、DF坂圭祐が浮き球パスをPA中央へ入れ、秋野が頭でつなぐ。山なりのパスとなったが、DF大野和成が左足で完璧に合わせ、強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。

 アディショナルタイムは3分、守り抜きたい湘南は前線からプレッシャーをかけたが、C大阪が土壇場で意地をみせる。左CKからゴール前で混戦となると、MFソウザが左足で突き刺して1-1。直後に試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

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