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[MOM2618]湘南学院FW飯野智也(3年)_神奈川屈指の点取り屋、意識する“ライバル”との戦いを前に3発!

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後半38分、スルーパスで抜け出した湘南学院高FW飯野智也が3点目のゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.24 選手権神奈川県2次2回戦 光陵高 0-5 湘南学院高 湘南学院高G]

 前半12分に中盤のキーマン・MF剣凱也(3年)が身体を張ったプレーの末に2度目の警告を受けて退場。数的不利を強いられた湘南学院高を注目エースが救った。

 前半19分、湘南学院は最終ラインでボールを動かすと、左SB長島頌ヤニック(3年)が左ハイサイドのスペースへ縦パスを入れる。これに絶妙なタイミングで反応したFW飯野智也(3年)がゴール方向へ向かうと、GKとの1対1から右足ループシュートで先制点を挙げた。

 立ち上がり、湘南学院は全体的に動きが硬く、加えてキーマンが退場。苦しい戦いになることが予想された。だが、その重い雰囲気を一掃する見事なゴール。飯野は「ヤニックからのボールが結構キツいかなと思ったんですけれども、動き出しとかタイミングとか合っていて、いつもの自分の動きをそのままやれたかなというゴールでした」と頷いた。

 鋭い抜け出しからのゴールという“必殺パターン”を持つ神奈川屈指のストライカーは止まらない。その後も一瞬でDFの背後を取る動きや右アーリークロスからスライディングボレーを狙うなど会場を沸かせると、後半23分に2点目を奪う。左からカットインし、インフロントにかけた右足シュート。応援団をどよめかせるような一撃をゴール右下隅に突き刺した。

 仕上げは“ホットライン”での3点目。後半38分、横浜FC鶴見ジュニアユース時代からのチームメートである司令塔、MF井内悠人(3年)のスルーパスで抜け出して右足でハットトリックを達成した。「中学時代から(井内)悠人からのボールは常に受けていたので、あのタイミングで『出るな』と狙って動くことができました」。注目エースは会心の3発によって、選手権予選での好スタートを切った。

 下級生時から注目され、U-17神奈川県選抜にも名を連ねていたFWは関東1部の強豪大学へ進学予定だ。悩んだ末、プロになるための選択を決断。4強入りした昨年度の選手権予選以上の活躍をして将来への弾みをつけるつもりでいる。

 3回戦の対戦相手は東海大相模高。来季からの甲府入りが内定しているMF中山陸(3年)は、意識している相手だという。「(中山)陸とは同じ(横浜市)緑区で知り合いなので、気持ちが燃えているところはありますね。三県省道の県トレセンでも一緒でしたし、あと小学校の時の横浜FCのスクールも一緒で、お父さん同士も仲良くて、結構な関係なので負けたくない。(彼は)先、プロ行ってしまったので、ここで倒しておこうかなと思っています」。一足先に夢を一つ叶えた“ライバル”を選手権予選で倒す意気込みだ。

「自分のこれからの成長に繋げるという面と、これまで1年生からずっと親への感謝というテーマで続けてきて、全国出ないと親への恩返しはできていないと思うので、まだまだこれからかなと思います。他のFWよりも点を獲って優勝するという、ストライカーとしての気持ちも見せたい」と飯野。その気持ちを表現してゴールを連発し、チームを初の全国へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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