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水戸は初の解除条件付J1ライセンス…Ksスタではなく笠松陸を本拠地として申請

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笠松運動公園陸上競技場

 Jリーグは27日、19シーズンのクラブライセンス判定結果を発表し、水戸ホーリーホックにJ1ライセンスを交付した。ただしクラブライセンス制度が始まって以来、初となる「解除条件付き交付」となった。

 条件は11月17日のJ2最終節、または12月8日のJ1参入プレーオフ決定後、昇格のための順位要件を充足できなかった場合(=スタジアムの短期改修工事を行わないことが確定した場合)、J1クラブライセンスからJ2クラブライセンス付与に変更されるというものだという。シーズン終了後に改めて最終結果が発表になる。

 水戸によると、今回の申請にあたり、J1ライセンスを取得するために今季の本拠地であるケーズデンキスタジアム水戸ではなく、入場者数の条件を満たす笠松運動公園陸上競技場を新たな本拠地として申請。水戸は同競技場を2009年まで本拠地として使用していた。ただし同競技場もJ1基準を満たさない項目があることから、順位でJ1昇格が決まった場合のみ、来季の開幕前日までに諸室などの整備する計画を立てているという。

 そのことからライセンス事務局の青影宜典クラブライセンスマネージャーも、「改修することを前提にライセンスを交付した。今後発生する事象によってはスタジアムの改修を行わないという報告がある。その場合はライセンスの付与を解除します」と強調した。

 なお、現在水戸はプレーオフ進出ラインの6位と勝ち点10差の11位となっている。

(取材・文 児玉幸洋)
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