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リージョ初ベンチ入りも崩壊止まらない神戸…大量5発の鹿島が公式戦6連勝でACLに弾み

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鹿島がゴールラッシュでACLに弾みをつけた

[9.29 J1第28節 神戸0-5鹿島 ノエスタ]

 J1第28節が29日に行われ、暫定5位の鹿島アントラーズは敵地で同9位のヴィッセル神戸に5-0で勝利した。前半30分にMFレオ・シルバ、同40分にDF西大伍がネットを揺らすと、後半11分にFW鈴木優磨、同30分にFWセルジーニョ、同アディショナルタイム1分にFW金森健志がそれぞれ加点。ゴールラッシュで公式戦6連勝を飾り、10月3日に控えるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦のホーム水原三星戦に弾みをつけた。

 鹿島は延長戦までもつれた26日の天皇杯4回戦・広島戦(2-0)から中2日の過密日程。その広島戦からDF犬飼智也、レオ・シルバ、MF安部裕葵を除く先発8人を変更した。一方の神戸はMFアンドレス・イニエスタが2試合連続でベンチ外。前節・浦和戦(0-4)に続いて林健太郎氏が暫定監督を務め、新指揮官として申請中のフアン・マヌエル・リージョ氏がアシスタントコーチ登録で初めてベンチ入りした。

 立ち上がりから押し気味に進める鹿島は前半30分に先制する。FW土居聖真からパスを受けたFW鈴木優磨が左サイドをえぐり、PA内左からマイナス方向にパス。ニアの安部がDFを引き付けながら潰れると、ノーマークでファーに入ったレオ・シルバが右足で難なく蹴り込んだ。

 前半40分には右CKからキッカーのMF永木亮太が右足でクロスを供給。ニアの犬飼が頭でそらしたボールをファーの西が右足で押し込み、2点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半も主導権を渡さない鹿島。後半11分、鈴木がビルドアップに参加してPA外に出ていたGKキム・スンギュからボールを奪い、無人のゴールに流し込む。鈴木はリーグ戦3試合連続で得点を記録し、キャリアハイを更新する今季11ゴール目となった。

 神戸は3点のビハインドを背負う苦しい展開。後半16分にMF藤谷壮からボールをもらったFWルーカス・ポドルスキがPA手前中央から左足で強烈なシュートを放つも、右ポストの外側を通過する。

 鹿島は後半20分に鈴木との交代でセルジーニョ、同28分に9試合ぶり先発のMF中村充孝との交代でMF三竿健斗を投入。すると同30分、カウンターから右サイドの三竿がセルジーニョにつなぎ、ドリブルでPA手前中央まで運んだセルジーニョが左足のシュートを突き刺して4-0とする。

 鹿島の猛攻は続く。後半アディショナルタイム1分、PA内左の土居がカットインから右足でシュートを打つと、藤谷の股を抜いたボールに金森が右足を出してわずかにコースを変える。これがGKキム・スンギュの股下も通過し、自身の今季初得点で5-0と試合を決定づけた。

 今季最多5失点の神戸は直近5試合で16失点目。チケット完売の一戦だったが、最後までゴールが遠く、5連敗を喫した。

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