[9.29 J1第28節 FC東京-清水 味スタ]

　FC東京はホームで清水エスパルスに0-2で敗れた。これで8戦未勝利。ついにACL出場圏外の5位まで後退した。

　勝てない。この日、FC東京はクラブ創設20周年記念イベントを開催。創成期を支えた“キング・オブ・トーキョー”アマラオ氏らが来場して盛り上げたが、負の空気を断ち切ることは出来なかった。

　長谷川健太監督は「選手が戦えなかった。監督として責任はあるが、何でこんな試合になってしまったのか」とご立腹。「米本とか戦う男を少し入れて、チームに喝を入れようと思ったが、最後までかみ合わなかった。こんな試合をしていたらどこにも勝てない。来週、死に物狂いでトレーニングをしたい」と最後まで語気が弱まることはなかった。

　ただ試合を通してチャンスがなかったわけではなく、特に前半は主導権を握りながらゲームを進めていた。だが前半22分のMF東慶悟の決定機などを決めておかないと、このような結果になってしまう。

　東は「メンタル的なところだと思う」とポツリ。「これだけ勝てていないと自信もなくなってくる。練習からしっかりやって、自信を取り戻すしかない」と自身に言い聞かせるように話した。

(取材・文　児玉幸洋)

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