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一矢報いたマリノスキラー…4戦連発のジャーメイン良「2ゴールは少ない」

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横浜FM戦では4試合連発となったベガルタ仙台FWジャーメイン良

[9.29 J1第28節 横浜FM5-2仙台 ニッパツ]

 チームが大敗を喫する中、“マリノス・キラー”は健在だった。ベガルタ仙台FWジャーメイン良は後半終了間際、自身で獲得したPKをきっちり沈めて今季2得点目を奪取。横浜F・マリノスとの公式戦では4試合連続ゴールとなった。

 5月9日のルヴァン杯グループリーグ第5節(○4-2)を皮切りに、7月18日のJ1第18節(●2-8)、8月22日の天皇杯4回戦(○3-2)と横浜FM戦で3連発中だったジャーメイン。この日は後半17分の投入となったが、見事に記録を伸ばす働きを果たした。

 4点ビハインドで迎えた後半45分、ジャーメインは右サイドからのアーリークロスに反応すると、「良いスペースを見つけたので入っていった」とPA内で先に触ってトラップ。相手DFチアゴ・マルチンスと交錯したことで、主審の笛が吹かれてPKを獲得した。

「キッカーは決まっていないけど、倒されたので自分で決めたかった」。自信を持ってペナルティスポットについた23歳は落ち着いてポスト脇にシュート。「良いコースに行ったので、読まれていたけど止められなくて良かった」と一矢報いるゴールとなった。

 とはいえ、前向きな手応えは「結果にこだわっていきたいので、来年以降のマリノス戦ではいい形でゲームに入れるかもしれない」と語ったのみ。「本当はファーストタッチで反転して、自分で綺麗に決められるような選手になりたい」とPK奪取には満足していないようだ。

 リーグでの前回対戦、また前節に続いての敗戦となったことで上位が遠のいた現実もある。「目標は5位以内というのがあるし、ここで連敗になってしまったので、ここから勝っていって上の順位が見えるようにしたい」と述べた大卒ルーキーは「(リーグ戦)2ゴールは少ないので、もっと決められるように」と横浜FM戦以外での得点に視線を向け、意気込みを口にした。

(取材・文 竹内達也)
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