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マドリード・ダービーは緊迫の白熱戦!! 両守護神が好セーブ連発しドロー終幕

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オーバーヘッドでシュートを放つアトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリーズマン

[9.29 リーガ・エスパニョーラ第7節 R・マドリー0-0A・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは29日、第7節でレアル・マドリーアトレティコ・マドリーの『マドリード・ダービー』が行われた。他会場の結果により、ともに勝利すれば首位奪還の可能性があった中でのビッグマッチ。ともに決定機を作りながらも両GKが奮闘を見せ、スコアレスドローに終わった。

 ホームのR・マドリーは4-3-3。最後尾にGKティボー・クルトワ、最終ラインは左からDFナチョ・エルナンデス、DFセルヒオ・ラモス、DFラファエル・バラン、DFダニ・カルバハルが並び、中盤トライアングルはMFカゼミーロをアンカーに置いてMFトニ・クロースとMFルカ・モドリッチが2列目。両ウイングにはFWマルコ・アセンシオとFWガレス・ベイルが流動的に配置され、センターはFWカリム・ベンゼマが務めた。

 アウェーのA・マドリーは攻撃時にボックス気味のポジション取りをする4-4-2。GKヤン・オブラクがゴールを守り、最終ラインは左からDFフィリペ・ルイス、DFディエゴ・ゴディン、DFホセ・ヒメネス、DFファンフラン。中盤中央はMFロドリゴとMFサウール・ニゲスが固め、サイドは左にMFコケ、右にMFトマ・ルマル。2トップにはFWアントワーヌ・グリーズマンとFWジエゴ・コスタが入った。

 立ち上がりはA・マドリーのペース。R・マドリーのゆったりとしたパス回しを中央で寸断し、モナコから加入したルマル、グリエーズマンが立て続けに強烈なシュートを狙った。対するR・マドリーは前半12分、セットプレーに競り合ったS・ラモスがサウールとぶつかって頭部を負傷。出血が見られたため、一旦ピッチを出て治療した。

 A・マドリーは前半18分にビッグチャンス。自陣でゴディンがボールを奪い、D・コスタにつないでコケがスルーパス。広大な背後のスペースにグリエーズマンが抜け出し、GKとの1対1を迎えたが、左足アウトでのループシュートはクルトワに顔面で防がれた。R・マドリーは同21分、クロースのFKからベイルがボレーで合わせ、惜しいシュートを放った。

 前半37分にもA・マドリーが決定機をつくる。ピッチ中央でルマルが前を向き、グリエーズマンが左サイド裏にスルーパスを配給。猛スピードで抜け出したD・コスタが右足アウトサイドで流し込もうとするも、またしてもクルトワがブロック。R・マドリーは同41分、ベイルのカットインシュートがオブラクを襲うと、同42分にはオブラクのキックがアセンシオに当たり、あわやゴールインという場面もあった。

 スコアレスでハーフタイムを迎えた両チームだったが、後半開始時にR・マドリーのジュレン・ロペテギ監督が動いた。カウンターの最先鋒を切っていたベイルに代わってMFダニ・セバジョスを投入。中盤をダイヤモンド型に並べる4-4-2にフォーメーションを変更した。中央のスペースが少なくなったことでさらに拮抗した展開になり、A・マドリーは同15分にルマルを下げてMFアンヘル・コレアを入れた。

 R・マドリーは後半20分、中盤でのボール奪取からセバジョスがボールを前進させ、左を持ち上がったクロスが右大外を駆け上がったアセンシオにスルーパス。GKとの1対1からループシュートを放ったが、オブラクが身を挺して防いだ。後半に入って劣勢が続くA・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は同23分、D・コスタを下げてMFトーマス・パルテイを投入。A・コレアをトップに上げ、トーマスを中盤中央に配置した。

 勢いに乗るR・マドリーは後半36分、モドリッチに代わってMFルーカス・バスケスを送り出すと、A・マドリーは同40分、ロドリゴに代わってMFニコラ・カリニッチを最後の交代カードとして起用。さらにR・マドリーは同43分、ここまで出場機会のなかった18歳MFビニシウスがデビューした。最後まで攻撃姿勢を貫いた両チームだったが、スコアは動かず。ハイレベルな白熱戦は0-0のまま幕を閉じた。

●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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