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[MOM2623]新潟県MF田中克幸(帝京長岡2年)_フットサル日本一メンバーが技ありゴール

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前半29分、先制点を決めたMF田中克幸がチームメートの祝福に応える

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.30 国体少年男子1回戦 鹿児島県 0-2 新潟県 テクノポート福井総合公園 芝生広場]

 得意の左足でゴール左隅を射抜いた一撃は、鮮やかな得点だった。前半29分、新潟県は中央から右サイドへパスを繋ぐ。フリーとなったMF田中克幸(帝京長岡高2年)が「相手が結構焦って寄せてきたので飛び込んでくるのは分かっていて、その股の間を通してシュートを打ちました」と左足シュート。冷静な判断と正確な技術によって先制点をもたらした。

 さらに後半18分にはFW反町太郎(1年)が獲得した右CKを田中が左足で中央へ蹴り込む。これを反町が頭で突き刺して2-0となった。この日、1ゴール1アシストの活躍を見せた田中について北垣大介監督(FC五十嵐ジュニアユース)は、「独特のタッチとリズムを持っている」と説明する。その田中は右サイドから独特のリズムで割って入るドリブル、マークのDFを外す動きなどでもチームが主導権を握る要因を作り出していた。

 田中は今夏の全日本ユース(U-18)フットサル選手権大会で全国制覇を達成。全国大会の準々決勝と準決勝でいずれもゴールを決めるなど、自らも活躍して日本一を勝ち取った。「通用した部分もあった。自信になりました」というMFは今回、不本意な初戦敗退に終わった昨年の国体のリベンジを果たすつもりでいる。

「自分は早生まれで来ている。去年も出たんですけれども、今年は相手が一個下ですし、負けられない。全試合で点決められるように」と意気込んだ。憧れの選手はブラジル代表のMFコウチーニョ。落ちついてドリブルし、決めるところに魅力を感じているというコウチーニョのように、今大会は決定的な仕事を続けて一つでも上へ勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)
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