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アジアで奮闘する同学年DFが刺激に。新潟県の中学3年生SB森田「追いついていけるように」

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新潟県の中学生右SB森田翔

[9.30 国体少年男子1回戦 鹿児島県 0-2 新潟県 テクノポート福井総合公園 芝生広場]

 2-0で快勝を収めた新潟県の中で中学3年生DFも印象的なプレーを見せた。今年、U-16日本代表に名を連ねた右SB森田翔(新潟U-15)は前半、タッチライン際でしなやかかつダイナミックな動き。思い切りの良くサイドを駆け上がるシーンもあった。

「中学生の年代で高校レベルを体験できるのは嬉しい。身体の強さもスピードもある中でやれて自分にとってプラスの面が多くて楽しくやっています」と森田。「身長が高くて、身体も自分よりも太い」という高校生に対し、パワーを持って競ることで対抗し、競り勝っていた。

 ただし、相手の速いパス回しを見てしまう場面があり、背後を取られたところは反省点。その点を改善しながら、「攻撃参加を高い位置でやって、クロス、スルーパス。そして、いい位置でもらったらシュートも意識してやっています」という持ち味を出していくつもりだ。

 同じ中学3年生の左SB中野伸哉(鳥栖U-15)が現在、U-16日本代表の一員としてAFC U-16選手権を戦っている。同じ中学生SBの奮闘が森田の刺激になっているようだ。「悔しい思いはいっぱいある。追いついていけるように、こういうところでは楽にプレーできるように頑張っていきたい」と誓った。

 目標とする選手は新潟トップチームの万能型DF原輝綺。この国体で高校生相手にもできることを増やして、上の世代の代表チームに食い込む。

(取材・文 吉田太郎)
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