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「本当に大変でした」世界切符獲得にU-16森山監督も安堵

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2大会連続9回目のU-17W杯出場を決めたU-16日本代表

[9.30 AFC U-16選手権準々決勝 U-16日本代表 2-1 U-16オマーン代表 マレーシア]

 U-16日本代表は30日、19年U-17ワールドカップへの出場権を懸けたAFC U-16選手権マレーシア2018の準々決勝でU-16オマーン代表と対戦し、2-1で競り勝った。準決勝進出を決めた日本は上位4チームに与えられるU-17W杯出場権を獲得。2大会連続9回目となる世界切符をつかみ取った。

 試合後のフラッシュインタビューに応じた森山佳郎監督は第一声で「大変でした。本当に大変でした」と繰り返した。グループリーグでは第2戦のタジキスタン戦でスコアレスドロー。マレーシアとの最終戦は雷雨で翌日に順延となるハプニングにも見舞われた。

 それでも2勝1分の勝ち点7でグループを首位突破。迎えたオマーンとの準々決勝は前半14分にオウンゴールで先制しながら、その7分後に追いつかれ、1-1の同点で折り返した後半は怒涛の猛攻を見せるも、なかなか勝ち越しゴールを奪えなかった。

「ここまでの試合も苦しかったし、今日の試合も本当に苦しかった。それでも集中を切らさず、1失点したけど、我慢して我慢してつかんでくれた。選手におめでとうと伝えたい」

 何度もビッグチャンスをつくりながら2点目が遠い、嫌な展開。それでも後半39分に途中出場のFW唐山翔自(G大阪ユース)が決勝点を奪い、2-1で勝利した。準決勝進出を決めると同時に、2大会連続9回目のU-17W杯出場権を獲得。最低限の目標を達成し、安堵の表情が広がった。

 今後は4日に準決勝、7日に決勝を控える。森山監督は「フレッシュなメンバーも使っていきたいし、全員の力で上を目指したい。ここからもう一度モチベーションを上げるのは大変だけど、この勢いに乗ってそのまま行ければ」と、総力戦で6大会ぶり3度目のアジア制覇を目指すつもりだ。

●【特設】AFC U-16選手権マレーシア2018
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