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「スクデット争いはすでに終わった」リッピが持論展開。CR7には「想像していた通り」

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中国代表を指揮するマルチェロ・リッピ監督

 中国代表監督を務めるイタリア人指揮官マルチェロ・リッピが1日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組『ラディオ・アンキオ・スポルト』に出演した。ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドやスクデットの行方について語った。

 2006年ドイツ・ワールドカップにおいてイタリアの指揮を執り、世界の頂点に立った名将リッピは、リーグ戦8連覇を狙うユベントスが今シーズンも圧倒的な強さを見せつけると予想している。セリエA第7節を終えて、ユベントスは全勝。2位ナポリに6ポイントの差をつけて単独首位に立つ。

「スクデット争いはすでに終わった予感がする。今シーズンは昨年の続きのようなものだ。インテルやローマ、ミラン、ラツィオ、フィオレンティーナあたりは成長してくるだろう。だが(ナポリの指揮官カルロ・)アンチェロッティの経験、知恵、腕前をもってしても、ユベントスは他のクラブと比べてあまりに強すぎる」

「今のユーベは史上最強か? 私が率いた時よりも上か? それは比較のしようがない。どちらのユベントスも強いと思う。私の前には、(ジョヴァンニ・)トラパットーニもいた。今のユーヴェには非常にレベルの高い選手が揃っている。世界において実力を示すには、偉大な王者たちと同じチームに所属するべきであることを選手たちも理解したであろう」

 続いてイタリア人指揮官は、今夏、レアル・マドリーからユーベに移籍したC・ロナウドについて見解を示した。

「彼については驚いていないし、想像していた通りだ。彼は偉大なプロフェッショナルであり、賢く、謙虚で王者としての風格がある。レアル・マドリーを退団することは想像していなかったが、ユーベはチャンスを上手くつかみ、彼を説得できた。(昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグにおけるユベントス)スタジアムでの拍手喝采も影響したようだが、高給を得る以外に、気持ちの面でも後押しされたのだろう」

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