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“賢いキツネ”との一戦へ警戒感を強めるクロップ「明日の試合は真の挑戦だ」

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ユルゲン・クロップ監督は敵将を警戒

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、カルロ・アンチェロッティ監督率いるナポリへの警戒心をあらわにした。

 3日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)グループC第2戦でリバプールは敵地でナポリと対戦する。初戦のパリSG戦で劇的勝利を挙げたクロップ監督は、ナポリを率いる名将アンチェロッティ監督への敬意を示すとともに、簡単な試合にはならないと試合前の会見で語った。

「私はカルロ・アンチェロッティを好んでいて、大いに尊敬している。彼はファンタスティックな男で、ワールドクラスの選手であり、ワールドクラスの監督だ。それに彼は賢いキツネだ! 試合前に彼が我々や私についてポジティブなことを言っているようで、これはナイスなことだ。しかし、彼の戦術の1つだ」

「私は真の戦いのためにここに来た。試合前に我々についてどのように言われようと気にしていない。今のところチームは良いレベルでのパフォーマンスを維持できている。しかし、明日はさらに高いレベルでのプレーが要求される。なぜなら彼らにはファンタスティックな監督に、ファンタスティックなフットボールチーム、そしてとても感情的なサポーターがいる。これは真の挑戦になる」

 クロップ監督は、5年前のドルトムント時代にスタディオ・サン・パオロでナポリと対戦した際に退席処分を経験。グラウンドマンと一緒にスタンドから一戦を見守った当時のことについて問われた同指揮官は「正直言って、あれは苦い記憶の1つだ」と振り返った。

「あの試合は私のベストパフォーマンスではなかった。私のリアクションはOKと到底言えるものではなく、少し行き過ぎたものだった。2試合のベンチ入り処分を科された理由も理解している。スタンドに送られた後は、人々の声がすべて耳に入って来るから良いものではなかった。だから、後半には(ディエゴ)マラドーナのユニフォームが飾ってある小さい部屋に入ってグラウンドマンと一緒に観戦した」

 また、“感情的な”サポーターが試合にどの程度影響するかについて問われた同指揮官は、ホームチームにとって大きな手助けになるものの、いつも通りのプレーを心掛けたいと話した。

「仮に両チームに差があるのならファンは常に大きな助けになる。しかし、ナポリと我々にギャップなど見当たらない。フットボールとスタジアムの雰囲気が上手くミックスし合えば、100%、常に大きな利益になる。ただ、アウェイチームが上手くプレーできなくなるわけではない。明日の試合もアンフィールドと同じようにプレーできるだろう。このトーナメントは非常に重要だから、明日うまくいくことを願っている」

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