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「アフリカ人、ヨーロッパ人だったら…」内田篤人、日本人に足りない“勢い”を語る

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「日本人に足りないもの」を述べた鹿島アントラーズDF内田篤人

[10.3 ACL準決勝第1戦 鹿島3-2水原三星 カシマ]

「負け試合。ベスト4の戦いじゃない」。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦をそのように振り返った鹿島アントラーズDF内田篤人だったが、24日に控える第2戦に臨むにあたっては、ここでの勝利を前向きに受け入れることの重要性を強調していた。

 この日の鹿島は試合の入り方に失敗し、前半6分までに2失点。内田を中心に「点を取らなきゃいけないけど、まずは一回守ろう」と意思統一し、追加失点を阻みつつの大逆転勝利をおさめたが、序盤に悔いも残した一戦であったことは間違いない。

「次につながっただけ勝ちは大きいけど、ホームで2失点というのは……」「失点が早すぎるとああなってしまう」。内田自身も試合後、守備面の課題に目を向け、第2戦に向けて「立ち上がりのような戦いをしたら次のラウンドに進めない」と警鐘を鳴らした。

 ただその一方で、こうした劇的な勝利の勢いを、第2戦に向けて維持していく方法にも話を向けた。

「日本人は『立ち上がりが悪かった』という第一声になるけど、そこが足りないんだと思う。『よっしゃ勝った。次に行こう』というのが。アフリカ人とか、ヨーロッパ人とかだったら、2失点しても覚えていないと思う」。

 日本には『勝って兜の緒を締めよ』という諺があり、「それも大事」と理解を示した内田だったが、「よっしゃ行こうぜ!って勝ち上がっていくのも大事だと思う」と言葉を続ける。敵地で行われる第2戦に向けて「勢いも大事なので、次につなげていきたい」という気持ちをのぞかせていた。

(取材・文 竹内達也)
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