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国体得点王の石川県FW駒沢は決勝惜敗に号泣。チームを勝たせるFWになること誓う

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石川県FW駒沢直哉が大会得点王に輝いた。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[10.4 国体少年男子決勝 埼玉県 1-0 石川県 テクノポート福井総合公園スタジアム]

 18年国体少年男子の部の得点王には、石川県FW駒沢直哉(金沢U-18、1年)が輝いた。静岡県との1回戦での同点ゴールを皮切りに、準々決勝(対大阪府)、準決勝(対青森県)では2試合連続2発。計5得点を叩き出した駒沢は、前線での力強いボールキープ、鋭いターンからの仕掛け含めて大会トップクラスのストライカーだった。

 決勝戦では前半33分に豪快な右足ミドルを放ち、後半12分にはPAで決定機を迎えた。そして1点を追う試合終盤にはボールが入れば「何かを起こす」可能性のあるプレーを見せていたが、ゴールを奪うことができず。試合後は号泣しながら「チームを勝たせる選手になる」ことを誓っていた。

 金沢U-18の恩師でもある辻田真輝監督は「少しずつ自信を持っていたと思いますけれども、この大会で自信が確信に変わったと思います」と語り、彼や他の選手たちが自分の可能性を信じてさらなる成長を目指してくれることを期待した。

 駒沢は「(石川県は)最高のチームでした。自分たちは全国の舞台で決勝まで行く力があることが分かったので、次は優勝したいです」。国体での自信と悔しさを持ってチームに戻り、それぞれの戦いの舞台で日本一を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
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