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G大阪はダービーでも止まらず!破竹の5連勝で残留争いの混戦抜け出す

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G大阪が大阪ダービーを制した

[10.6 J1第29節 C大阪0-1G大阪 ヤンマー]

 6日、ヤンマースタジアム長居で大阪ダービーが行われ、ガンバ大阪セレッソ大阪を1-0で下した。G大阪は破竹の5連勝で勝ち点36。残留争いを大きくリードした。

 今季2度目の大阪ダービー。4月に吹田スタジアムで行った一戦でFWファン・ウィジョのゴールによって、G大阪が1-0で勝利した。J1での通算成績もG大阪が21勝5分9敗と大きくリードする。

 7位のC大阪、13位のG大阪の対戦だが、C大阪はここ1か月勝利なし。前節は台風で中止となったため、2週間ぶりの試合となる。対するG大阪は4連勝で降格圏を脱出。勢いを持ってダービーに臨んできた。

 ただG大阪は3戦連発中だったファン・ウィジョが累積警告で出場停止。代役としてFWアデミウソンを5試合ぶりに先発起用した。C大阪はFW杉本健勇が負傷、FW柿谷曜一朗も体調不良のため、FWでは山村和也が起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合に入ると、立ち上がりから攻め込んでいたC大阪にアクシデントが襲う。前半10分過ぎ、DF松田陸がMF倉田秋を追いかけた際に左もも裏の筋肉系とみられるトラブルを発症。FW高木俊幸の緊急投入を余儀なくされた。高木は9月22日の湘南戦でも杉本に代わって前半6分に出場。2試合連続のスクランブル出場となった。

 一方のG大阪は序盤のピンチをしのぐと、徐々にペースを掴んでいく。前半23分、アデミウソンのポストプレーから倉田が裏に抜け出して独走。GKキム・ジンヒョンとの1対1を迎える。これはキムの足に当たったシュートを、カバーに入った高木にかき出されて得点にはならなかったが、前半終了間際の45分、倉田が裏に出した浮き球パスにアデミウソンが反応。アデミウソンはダイレクトでループシュートを打つと、これがキム・ジンヒョンの頭上を越えてゴールネットに収まった。

 G大阪が1点リードで折り返した後半、スコアはなかなか動かなかったが、互いに気持ちの入ったプレーが出始める。後半20分すぎにはC大阪はMFソウザが倒れたプレーを巡って、笛が鳴らなかったことで上田益也主審に対し、尹晶煥監督らベンチが総出で猛抗議。両軍スタンドもブーイングを浴びせ合うなど、盛り上がりをみせた。

 得点が欲しいC大阪は、後半25分にMF水沼宏太に代えて、J1では今季始めてベンチ入りしていたFW澤上竜二を投入。しかし同29分にソウザが蹴ったFKが枠を捉えるが、日本代表GK東口順昭に防がれて、ゴールネットは揺らせなかった。

 1-0で勝利したG大阪は、3年ぶりの5連勝。通算では相性の良さを誇る大阪ダービーだが、リーグ戦の敵地での勝利となると、2006年の対戦以来、12年ぶりの勝利となった。一方のC大阪は4試合ぶりの敗戦。ACL出場権争いから一歩後退した。

(取材・文 児玉幸洋)
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