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伊東純也がビューティフル2発、代表合流へ弾み!柏が5戦ぶり白星、広島は今季初の連敗に…

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2ゴールを挙げた伊東純也

[10.6 J1第29節 広島0-3柏 Eスタ]

 J1リーグは6日、第29節2日目を行った。エディオンスタジアム広島では2位サンフレッチェ広島と17位柏レイソルが対戦。前半にMF伊東純也が2ゴール、FWオルンガが追加点を奪い、柏が3-0で勝利した。

 9月29日の前節・G大阪戦を0-1で落とし、3試合白星なし(1分2敗)で首位から陥落した広島。先発を1人入れ替え、FWティーラシンに代えてFW工藤壮人を起用した。一方、柏は浦和に2-3で敗れ、4試合未勝利(1分3敗)でJ2降格圏17位に転落。スタメンを2人変更し、DF亀川諒史とMF江坂任に代え、DF小池龍太とMF伊東純也がスターティングメンバーに名を連ねた。

 優勝争い、残留争いと両者の思惑がぶつかり合う一戦は、台風25号の接近に伴い、強風の中で行われた。エンドを変えて風上に立った柏は、遠い位置から積極的にシュートを放つなど、前半のうちに“絶対に得点を奪う”という気持ちの強さをみせると、23分に先制に成功した。

 左CKを獲得した柏は、キッカーのFWクリスティアーノが右足でインスイングのクロスを送り、GK林卓人のパンチングでのクリアに伊東が反応。ペナルティーアーク手前から体を投げ出して右足ボレーを放ち、左サイドネットに突き刺した。

 さらに柏は前半27分、DF水本裕貴のヘディングでのクリアをPA右手前で受けた伊東が右足を一閃。アウトにかけた右足ボレーが美しい軌道を描いてゴール左におさまり、2-0とする。35分には、センターサークル内からクリスティアーノがスルーパスを送り、PA左手前からオルンガが左足シュート。ゴール右隅に沈め、リードを3点差に広げた。

 広島は3失点目直後の前半36分、工藤を下げてティーラシンを投入する。だが、風が影響してか、なかなか広島本来のパスワーク、厚みのある攻撃がみられず、チャンスを作り出すことができない。前半はわずかシュート2本にとどまり、0-3のままハーフタイムを迎えた。

 後半は広島が風上に立って反撃に出る。8分、PA内で高く浮き上がったボールをMF稲垣祥が競り勝ち、ティーラシンが右足アウトでつなぎ、MF柴崎晃誠が左足シュートを放つが、わずかにゴール右に外れる。柏の堅い守りを崩すことができず、早い時間帯に1点を返せなかった広島は、17分に柴崎を下げてMF川辺駿、21分にDF和田拓也に代えてFWベサルト・ベリーシャを入れ、交代カードを使い切った。

 後半22分、広島は右サイドからMF柏好文が右足でクロスを供給。FWパトリックが打点の高いヘディングシュートを放ったが、GK桐畑和繁の正面に飛んだ。耐え凌いだ柏は30分、オルンガがペナルティーアーク内でフリーとなっていたクリスティアーノにつなぎ、クリスティアーノがGKと1対1の状況から右足シュート。決定機だったが、GK林卓人のファインセーブに阻まれた。

 広島は後半44分、PA右からパトリックが右足シュートを放つが右ポストを直撃。試合は前半のスコアのまま3-0でタイムアップを迎え、柏が5試合ぶりの白星を飾った。一方の広島は、今季初の2連敗を喫した。

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