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マテウス2発の大宮、逆転勝利でプレーオフ圏に再浮上!水戸は昇格遠のく3連敗

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大宮が逆転勝利をおさめた

[10.6 J2第36節 大宮2-1水戸 NACK]

 J2リーグは6日、第36節を行い、大宮アルディージャはホームで水戸ホーリーホックと対戦し、2-1で逆転勝利をおさめた。2試合ぶりの白星で勝ち点を「60」に伸ばし、プレーオフ出場圏の暫定5位に浮上。水戸は痛恨の3連敗となり、12位から暫定13位に後退した。

 NACK5スタジアム大宮でのホームゲームは8月26日の第30節山口戦(4-4)以来、1か月ぶりとなる大宮。9月29日に行われた第35節福岡戦(1-3)から先発2人を入れ替え、古巣戦のGK笠原昂史が6試合ぶり、FW富山貴光が3試合ぶりにスタメンに入った。

 水戸も前節の大分戦(1-2)から2人を変更し、DF田向泰輝、MF田中恵太が揃って2試合ぶりに先発。大宮から期限付き移籍中のMF小島幹敏、MF黒川淳史は契約上出場できず、MF木村祐志がボランチの一角に入った。[スタメン&布陣はコチラ] 

 開始早々に大宮がチャンスを迎え、MF茨田陽生がPA手前の位置で右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートは左ポストを直撃。8分には大前のパスを受けたマテウスが右サイドからカットインし、絶妙なスルーパス。斜めに走り込んだFW富山貴光がワンタッチでボールを置き、反転から左足シュートを放ったが、古巣戦となったGK松井謙弥が防いだ。

 大宮が絶好の先制機を逸すると、水戸が流れを引き寄せる。DF河本裕之のパスミスを高い位置で木村が奪い、FWジェフェルソン・バイアーノにスルーパス。J・バイアーノはエリア内でGKと1対1の局面となったが、大宮DF畑尾大翔がスライディングで好ブロックした。

 それでも前半18分、勢いをつかんだ水戸が先制に成功する。DFジエゴがスライディングでパスをカットすると、MF伊藤涼太郎が河本と入れ替わって持ち上がり、ペナルティーアーク内から左足シュート。これは笠原がセーブしたが、こぼれ球をJ・バイアーノが右足で押し込んだ。

 1点を追う大宮は反撃に出ると、セットプレーのチャンスを生かす。前半43分、約35mの位置でFKのチャンスを獲得。キッカーのマテウスが左足で直接狙ったシュートはGK松井に阻まれた。それでも前半45分、MF大山啓輔が右足で右CKを蹴り込むと、フリーのマテウスが頭で叩き込み、試合を振り出しに戻した。

 1-1で折り返した後半開始と同時に水戸は交代カードを切り、伊藤を下げてFW岸本武流を投入。後半9分にはJ・バイアーノを下げてFWバティスタが入り、バティスタと岸本がツートップを形成。ゴールを狙う交代策だったが、次の1点を奪ったのは大宮だった。

 後半14分、高い位置でジエゴからボールを奪ったマテウスが右サイドから中に切れ込み、強烈な左足シュートを突き刺した。大宮はマテウスの連続ゴールで2-1と逆転に成功。水戸は後半16分、右後方から田向がクロスを入れ、ファーサイドのバティスタがヘッドで叩いたが、枠を捉えられなかった。

 大宮も後半27分に決定機を迎える。GK笠原のゴールキック1本で最終ラインの背後に抜け出した茨田が横パスを出し、大前が右足シュート。決定的な形だったが、これは惜しくもゴール右へ。追加点こそ奪えなかったが、大宮が2-1で勝利。プレーオフ出場圏に再浮上した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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