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先制点演出のMF伊藤涼太郎は負傷交代、水戸苦しい3連敗も「昇格への道は開かれている」

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MF伊藤涼太郎は前半のみで負傷交代

[10.6 J2第36節 大宮2-1水戸 NACK]

 水戸ホーリーホックMF伊藤涼太郎は前半36分に接触プレーで左肩を傷め、前半のみで交代となった。「すぐに下がろうとも思ったけど、前半だけでも出ようと思った」。次節に出場できるかはまだ分からない状況だが、「骨に異常はない。大丈夫です」と軽傷を強調した。

 切れ味抜群の突破で先制点を演出した。前半18分、DFジエゴがスライディングでパスをカットすると、伊藤が大宮DF河本裕之と入れ替わって一気に加速。鋭いドリブルで持ち上がり、ペナルティーアーク内から左足を振り抜いた。シュートはGK笠原昂史に阻まれたが、こぼれ球をFWジェフェルソン・バイアーノが押し込んだ。

「あの場面は水戸としての狙い通り。相手はつないでくると思っていたし、そこで奪ってショートカウンターに持ち込むことができた。決めたかったけど、バイアーノが詰めてくれました。時間帯もよかった」

 幸先良くリードを奪ったが、前半45分に右CKから同点弾を献上。キックのタイミングでエリア内に走り込んだMFマテウスのマークを外してしまい、「僕のマークで失点してしまった」と悔しさをにじませた。

 交代後に決勝点を与え、1-2で逆転負け。水戸は笠松運動公園陸上競技場の改修を前提にJ1ライセンスが初交付され、昇格のスタートラインに立った中、痛恨の3連敗となった。昇格プレーオフ圏内の6位とは勝ち点13差。残り6試合での逆転は厳しい状況となっているが、伊藤は「僕たちが6位以内に入れば、昇格への道は開かれている。気を引き締めて次に向けて準備したい」と、自身に言い聞かせるように話した。
 
(取材・文 佐藤亜希子)

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