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武藤嘉紀の初ゴールは実らず…2点差追いついたマンUがサンチェスV弾で辛くも勝利

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アレクシス・サンチェスが決勝点

[10.6 プレミアリーグ第8節 マンチェスター・U 3-2 ニューカッスル]

 プレミアリーグは6日、第8節を各地で行った。マンチェスター・ユナイテッドは本拠地オールド・トラッフォードでFW武藤嘉紀の所属するニューカッスルと対戦し、3-2で勝利した。プレミア初先発の武藤は、前半10分に初ゴールを奪取。後半33分までプレーした。

 プレミア3勝1分3敗と低迷するユナイテッドは、2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)バレンシア戦を引き分け、公式戦4試合白星から遠ざかっている。先発は3人変更。DFアシュリー・ヤングとMFスコット・マクトミネイ、FWアントニー・マルシャルが起用された。

 ここまで2分5敗で勝利がないニューカッスルは、9月29日のレスター・シティ戦(0-2)から3人を入れ替え、DFフェデリコ・フェルナンデスとDFハビエル・マンキージョと武藤を起用。武藤は移籍後リーグ戦初スタメンを果たし、4-4-1-1の1トップに入った。

 互いに勝利して復調といきたい一戦。スコアは前半7分に動いた。ニューカッスルは自陣のスローインをMFネマニャ・マティッチの背後で受けたFWアジョセ・ペレスがスルーパス。これに反応したMFケネディがPA内から相手をかわして左足シュートを流し込み、ここまで未勝利のニューカッスルが先制に成功した。

 さらにニューカッスルは前半10分、右サイドからMFジョンジョ・シェルビーが右足でクロスを送り、PA中央でゴールを背にして武藤が足もとにおさめ、反転から左足シュート。コースは甘かったが、GKダビド・デ・ヘアが守るゴールに突き刺し、2-0とした。

 まさかの2失点となったユナイテッドは、流れを変えようと前半19分にDFエリック・バイリーを下げてMFフアン・マタを投入。マクトミネイが最終ラインに入った。22分、右サイドに開いてパスを受けたFWロメル・ルカクが左足でクロスを上げ、ゴール前でフリーとなったラッシュフォードがヘディングシュート。決まったかと思われたが、わずかに枠を外れ、決定機を逃した。

 ボールを支配されながらも、ユナイテッドの守備の甘さを突いてシュートを打ち込んでいくニューカッスル。前半34分には、FKの流れからDFジャマール・ラッセルズが放ったヘディングシュートを武藤が頭でコースを変えるが、GKデ・ヘアのファインセーブに阻まれ、この日2点目とはならなかった。

 2点ビハインドで後半を迎えたユナイテッドは、マクトミネイに代えてMFマルアン・フェライニを投入。残り45分での逆転を目指した。6分、右CKからフェライニが胸でおさめて後方に落とすと、ペナルティーアーク手前からMFポール・ポグバが右足シュート。GKマルティン・ドゥーブラフカが弾いたボールにマティッチが反応し、左足シュートを放ったが枠の上に外れた。

 後半22分、ユナイテッドは最後の交代カードでラッシュフォードを下げ、FWアレクシス・サンチェスをピッチに送り込む。すると、25分にPA右手前でFKを獲得。キッカーのマタが左足でゴール右隅に沈め、1点を返す。さらに攻勢を強めるユナイテッドは31分、左サイドからポグバとのワンツーでPA左に進入したマルシャルが右足シュート。ニアに突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 その後もユナイテッドが一方的に攻め込む時間が続く。そして後半45分に歓喜の瞬間が生まれる。右サイドからのクロスをサンチェスが頭で合わせ、3-2。サンチェスの今季初ゴールが決勝点となって辛くも逆転勝利を飾った。だが、開始早々の2失点という試合展開により、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任報道はさらに過熱しそうだ。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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