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首位・川崎F&“中3日”鹿島がともに意地…上位対決はドロー決着

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鹿島×川崎Fの一戦はスコアレスドロー

[10.7 J1第29節 鹿島0-0川崎F カシマ]

 J1は7日に第29節3日目を開催し、県立カシマサッカースタジアムでは3位の鹿島アントラーズと首位の川崎フロンターレが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半もスコアが動かずに0-0の引き分けに終わった。

 公式戦7連勝中の鹿島は、3日に行われたACL準決勝第1戦水原三星戦(○3-2)から先発2人を入れ替え、MFレオ・シルバ、DF安西幸輝らを先発起用。一方、リーグ戦ここ4戦無敗(3勝1分)で首位に立つ川崎Fは前節長崎戦(○2-1)から先発2人を入れ替え、MF阿部浩之、MF守田英正らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 ACL水原戦から中3日でこの一戦を迎えた鹿島に対し、1週間試合間隔が空いた川崎Fが序盤からボールを保持する展開となり、前半8分にはゴールを強襲する。MF中村憲剛のパスから右サイドを駆け上がったDFエウシーニョがグラウンダーのクロスを供給。ニアサイドに走り込んだFW小林悠がわずかに触れたボールはゴールマウスへと向かったが、ポストを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 前半23分には給水タイムが設けられたように、ピッチ上には強い日差しが照り付ける。その後は両チームともに相手守備を崩し切れずにフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いたが同35分、右サイドからエウシーニョが送ったパスをPA内で受けた小林がDFチャン・スンヒョンのファウルを誘い、川崎FがPKを獲得。しかしキッカーを務めた小林がゴール右を狙ったシュートはGKクォン・スンテに左手1本でストップされ、先制の絶好機を逸してしまった。

 前半42分にはL・シルバの縦パスを受けたFW鈴木優磨がミドルレンジから放った鋭いシュートが枠上に外れるなど、鹿島にも得点は生まれずに0-0のまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 後半の立ち上がりは鹿島がリズムをつかんで押し込む時間帯が続いたものの、粘り強く対応する川崎Fゴールをこじ開けるには至らず。同13分には鹿島ベンチが動き、MF安部裕葵に代えてMF土居聖真を投入。同21分には川崎Fベンチも動き、守田に代わってFW知念慶がピッチへと送り込まれた。

 後半24分には左サイドの中村が送ったクロスから、ゴール前でフリーになった阿部がヘディングで合わせるが、シュートはクォン・スンテに弾き出されてしまう。その後も両チームともにゴールに迫る場面を作り出し、後半アディショナルタイムには阿部が2度目の警告を受けて退場すると、数的優位に立った鹿島が猛攻を仕掛けたが最後まで得点は生まれず、試合はスコアレスドローに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
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