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痛恨のPK失敗…川崎F小林悠「チームに申し訳ない」

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川崎フロンターレFW小林悠

[10.7 J1第29節 鹿島0-0川崎F カシマ]

 最大のチャンスを自らつかんだ。しかし、川崎フロンターレFW小林悠が右足から蹴り出したボールが、ゴールネットを揺らすことはなかった――。

 序盤から攻勢をかけたチームは前半8分に好機を創出する。MF中村憲剛のパスから右サイドを駆け上がったDFエウシーニョのグラウンダーのクロスに小林が反応。ニアサイドに走り込んで、わずかに触れたボールはGKクォン・スンテの脇を抜いたものの、左ゴールポストを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 そして、前半35分にはエウシーニョの縦パスをPA内で受けるとDFチャン・スンヒョンのファウルを誘ってPKを獲得。自らペナルティースポットに向かうと、ゴール右を狙ったシュートを放つが、クォン・スンテに左手1本で阻まれて先制の絶好機を逃してしまった。

 鬼木達監督が記者会見で「足をひねった」と説明したように、0-0のまま迎えた後半37分には左足首を気にしながら、MF長谷川竜也との交代を余儀なくされた。スコアレスドローでの勝ち点1獲得に「ポジティブに考えたい」と前を向きつつも、自身のPK失敗もあり「決めていれば楽になったと思う。勝ち点も積み重ねられたと思うので、チームに申し訳ない」と声を落とした。

(取材・文 折戸岳彦)
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