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“ロシア組”との橋渡し役に…連続招集の遠藤航「どう融合するかを意識している」

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9月に続いて日本代表に招集されたMF遠藤航

 ロシアワールドカップを経験した海外組の中では、唯一の連続招集となった日本代表DF遠藤航(シントトロイデン)。今回の合宿にはW杯主力組も参加しており、「いろんな選手と一緒にやっているぶんコミュニケーションが取れる」と世代間のつなぎ役を担う気概を見せた。

 ロシアW杯では出場ゼロ。悔しさを抱えてベルギーに渡り、新たな舞台で4年後を目指す。W杯主力の欧州組が招集外だった前回のコスタリカ戦(○3-0)では、ボランチで先発してハイパフォーマンスを発揮し、さっそく“W杯組”としての違いを見せつけた。

 今回で2度目の合宿参加。所属チームでも中盤中央を担当していることで「少しずつ判断が良くなってきている」と手応えを語る。だが、10月シリーズで戦うパナマ、ウルグアイは世代交代中だったコスタリカより格上。「対戦相手のレベルが上がってくる中で、どれだけできるか楽しみ」と意気込んでいる。

 この日はタッチ数制限をつけたフィールドプレーヤー7対7のミニゲームを行ったが、フォーメーションは3-1-3のような陣形。「縦に入れて3人目の動きを意識した」と振り返った遠藤はワンボランチを担っており、今後も森保一監督はこのポジションでの起用を続けていくとみられる。

 前線には前回を経験したMF中島翔哉やFW南野拓実ら若手に加え、FW大迫勇也やFW原口元気らW杯組も合流し、双方とのプレー経験を持つ強みは大きい。そんな遠藤は「海外組が入ってどう融合するかを意識している。みんなの良さを出しながらチームとしてどう戦っていくかを考えたい」と“世代間融合”を後押しする構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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