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“初陣組”と“ロシア組”の融合は…森保監督「経験を共有し合い、共通理解を持っている」

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キリンチャレンジ杯パナマ戦の前日記者会見に出席した森保一監督

 ロシアワールドカップで主力を担った欧州組6人が招集された今回の日本代表森保一監督は今回の合宿のテーマに「融合」や「化学反応」といったキーワードを挙げてきたが、キリンチャレンジカップ・パナマ戦(12日・デンカS)の前日会見ではその手応えを述べた。

 10月のキリンチャレンジ杯2試合に臨むメンバーは、森保ジャパン初陣のコスタリカ戦(○3-0)に臨んだ17人に、ロシアW杯主力の海外組6人が加わった形。その後、負傷によって新顔2人が追加招集されたが、依然として注目されるのは初陣組とロシア組の融合だ。

 今月4日に行われたメンバー発表会見では、この合宿で「コンセプトを伝える」「グループの化学反応を見る」と述べていた森保監督。開始4日目のこの日は、パナマ戦前日の公式記者会見に出席し、「チームとしての融合はできていると思う」と前向きに語った。

「練習の中のオンザピッチ、ホテルでのオフザピッチで、いろんなコミュニケーションを取っている。日本代表でこれまで戦ってきた経験を共有し合い、共通理解を持っていけていると思っている」。欧州組6人が中心となり、W杯を経験していない選手たちに財産がもたらされているようだ。

 また「選手たちがトレーニングメニューの意図をくみ取ってくれて、その中でベストを尽くしてやってくれているので、成果をあげられている。ピッチ内でも一つの現象に対してお互いの意見を出し合い、すり合わせをしている場面が多く見られる」とコンセプトの浸透も進んでいる模様。12日は「非常に力のあるチーム」と警戒するパナマを相手に、2つのグループの“融合”の成果を見せたいところだ。

(取材・文 竹内達也)

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