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吹田の次は新潟へ…後輩の期待も背負うGK東口順昭「このピッチで出たい」

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5年ぶりにホームチームでの新潟凱旋を果たす日本代表GK東口順昭

 前回は大阪、今回は新潟——。森保ジャパンで2試合連続出場を狙う日本代表GK東口順昭(G大阪)は縁深い会場での国際試合が続いている。かつてのホームで迎えるパナマ戦(12日・デンカS)を前に「このピッチで試合に出たい気持ちが強い」と意気込みを示した。

 森保ジャパン初陣のコスタリカ戦(○3-0)はパナソニックスタジアム吹田で開催。ホームの大歓声を受けて快勝に貢献したが、奇しくも次の舞台もかつての本拠地となった。2009〜13年にアルビレックス新潟に在籍した守護神が、日の丸を背負って“ビッグスワン”に帰ってくる。

 試合前日の11日、キリンチャレンジ杯パナマ戦が行われるデンカビッグスワンスタジアム新潟での公式練習を終えた東口は「チームの勝利に貢献する姿を見せるのが一番喜んでもらえるはず」と述べ、日本代表としての凱旋に感慨を隠さなかった。当日は新潟経営大の後輩も観戦予定。「40〜50人来るので良い姿を見せたい」と意気込む。

 前回のコスタリカ戦ではレギュラー争いを制して先発したが、「まだアピールしなあかん立場」と正GKという意識はなし。「W杯では試合に絡めなかったので、イチからコミュニケーションをとって、試合で積み重ねていくことが僕にとってもチームにとっても大事」と自身のレベルアップに神経を集中させる。

 対戦相手のパナマについては「W杯での試合も見たけど、一発があるチーム」と分析。「W杯を経験したことで、もっと日本人GKとして成長しないといけないと思えた。どれだけ差を埋められるか分からないけど、日々の積み重ねが大事」(東口)。憧れの大舞台に出場したチームを相手に、懐かしいスタジアムで勇姿を見せる。

(取材・文 竹内達也)

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