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逃げ切った横浜FMが17年ぶり決勝進出!! 猛反撃の鹿島、あと1点届かず…

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横浜F・マリノスが17年ぶりの決勝進出を決めた

[10.14 ルヴァン杯準決勝第2戦 横浜FM2-2鹿島 ニッパツ]

 ルヴァン杯は14日、準決勝第2戦を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜F・マリノス鹿島アントラーズが対戦。前半に横浜FMが2点をリードしたものの、後半に鹿島が2点を返して第2戦は2-2のドロー決着。2試合合計4-3とした横浜FMが17年ぶりの決勝進出を果たし、湘南対柏の勝者と27日に頂点を賭けて対戦する。

 10日にカシマで行われた第1戦で2-1の勝利を収めた横浜FMは同試合から先発の入れ替えはなく、同じ11人を先発起用。一方、同試合で先発出場したDF内田篤人とMF中村充孝が負傷した鹿島は先発3人を入れ替え、FW金森健志、DF山本脩斗、DF西大伍らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 決勝に勝ち上がるには最低でも2点が必要な鹿島は前半10分、MF永木亮太のパスを金森がワンタッチではたき、MF安西幸輝がPA内に侵入して好機を迎えるも、シュートは距離を詰めたGK飯倉大樹に阻まれてしまう。すると同20分に横浜FMが先制に成功。DF松原健のロングフィードで右サイドを抜け出したFW仲川輝人が切れ込みながら中央に送ったパスに反応したMF天野純が左足で合わせる。シュートはDF犬飼智也にブロックされたものの、こぼれ球をFWウーゴ・ヴィエイラが蹴り込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った鹿島は前半33分、右サイドからFW土居聖真が折り返したマイナスのボールにMFレオ・シルバが走り込むが、右足から放ったシュートは枠上に外れてしまう。すると同34分、MF遠藤渓太のスルーパスからPA内左に走り込んだ天野の折り返しに滑り込んだ仲川が右足で合わせてネットを揺らし、横浜FMがリードを2点差に広げた。

 3点が必要となった鹿島は後半に入ると、永木に代えてFWセルジーニョをピッチへと送り込む。同9分にはMF遠藤康が蹴り出したFKをDF町田浩樹がヘディングで叩き込み、1点を返したと思われたが、これはオフサイドの判定に取り消される。同13分には追加点を狙う横浜FMがゴールに迫るが、右サイドを切り裂いた仲川のラストパスに反応した天野のシュートはGK曽ヶ端準の守備範囲に飛んでしまった。

 後半16分には鹿島ベンチが動き、DF山本脩斗に代えてFW山口一真を投入。すると同17分に一瞬の隙を突いて鹿島が1点を返す。飯倉がPA外の天野へ送ったゴールキックを土居がカットすると、右足シュートでゴールを陥れ、スコアを2-1とした。さらに同25分、山口のパスから左サイドを駆け上がった安西のクロスをセルジーニョがヘディングで叩き込み、第2戦のスコアを2-2とした。

 あと1点取れば逆転での決勝進出となる鹿島が、その後は猛攻を掛けて幾度となくゴールに迫るが、体を張った守備で横浜FMがしのぎ切り、第2戦は2-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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