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“裏天王山”を制したのは讃岐!21位熊本を下して11戦ぶり白星、最下位を脱出

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[10.14 J2第37節 讃岐1-0熊本 ピカスタ]

 J2リーグは14日、第37節を行った。Pikaraスタジアムではカマタマーレ讃岐ロアッソ熊本が対戦し、讃岐が1-0で勝利。7月25日の第25節以来、11試合ぶりの白星を飾った。一方の熊本は4連敗で8戦未勝利(1分7敗)。讃岐と順位を入れ替え、最下位に転落した。

 讃岐の方が1試合消化が少ないが、勝ち点26で最下位の讃岐、同27で21位の熊本による“裏天王山”。両者にとって、この勝敗が年間順位を大きく左右する。これまでの対戦成績は、J2リーグで4勝4分1敗とデータ上では熊本が優勢。重圧の掛かる落とせない一戦に臨んだ。

 前半は讃岐にチャンスが多く訪れた。まずは前半16分、右サイドからFW重松健太郎が高い弾道のクロスを送り、中央のFW原一樹の頭上を越えて、左ポスト付近でフリーとなっていたMF森川裕基がヘディングシュート。決定的なシーンだったが、シュートは惜しくも枠を外れる。19分にもMF永田亮太のスルーパスから原が裏へ抜け出すが、PA左から放った左足シュートはGK佐藤昭大に阻まれた。

 スコアレスで迎えた後半。熊本は後半13分、右CKからFW水野晃樹がゴール前に蹴り込むと、GK清水健太にパンチングでクリアされたボールにMF中山雄登が反応し、ダイレクトで左足を振り抜く。枠を捉えていたが、ゴール前の味方に当たってしまい、ネットを揺らすことができない。直後に熊本は、FW巻誠一郎に代えてFW皆川佑介をピッチに送り込んだ。

 後半はなかなか好機を作れない讃岐は、28分に重松に代えて、20歳テクニシャンのMF佐々木匠を投入。すると、34分だった。自陣からDF竹内彬が左足でロングパスを送り、抜け出した原が右足ループシュート。GK佐藤の頭上を越えたシュートがゴールに吸い込まれ、讃岐が均衡を破った。

 追いつきたい熊本は後半37分、中山に代えてMF上村周平を入れ、終盤にかけて猛攻に出る。しかし、讃岐がエースの1点を守り抜いて1-0で勝利。久しぶりに勝ち点3を獲得した。

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