beacon

槙野&大迫発案の焼き肉決起集会、中島は“食べ過ぎ注意”「最近胃もたれするので」

このエントリーをはてなブックマークに追加

練習前にストレッチするDF槙野智章

 日本代表は14日、さいたま市内で練習を行い、16日のキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦(埼玉)に向けて調整した。12日のパナマ戦(3-0)で右足首を痛め、前日13日に新潟市内の病院で検査を受けたMF伊東純也(柏)もグラウンドに姿を見せたが、別メニューで調整。冒頭部分以外は非公開となり、残りの22人で戦術を確認した。

 前日13日夜、パナマ戦が行われた新潟から新幹線で埼玉入りしたチームはDF槙野智章(浦和)とFW大迫勇也(ブレーメン)が発起人となり、急きょ焼き肉店で選手だけの“決起集会”を開いた。

「海外組は若い選手と一緒にやるのが初めてということもあって、みんなで何かできればいいねと。無理を言って監督にお願いした」。そう経緯を明かした槙野によると、森保一監督は快く快諾。しかも「森保さんは『僕が払う』と言ってくれたけど、選手がワガママを言って外で食べさせてほしいとお願いしたので、丁重にお断りした」という。

 結局、食事の支払いは年長者が負担したそうで、報道陣から「今までに『自分が出す』と言ってきた監督はいたか?」と聞かれると、「ハリルさんは言わなかったですね」とジョークで笑わせ、「長友選手が若い選手とテーブルを囲みたいということで、若い選手をテーブルに呼んでいろいろ話していた」と明かした。

 DF長友佑都(ガラタサライ)は自身のインスタグラム(@yutonagatomo55)に全選手で記念撮影した画像とともに「僕の前の席は19歳冨安と22歳北川。32歳のおっさんは若い世代に話しを合わせようと必死になるが、最終的に熱苦しい話しを語り聞かせる。笑」と投稿。槙野によると、大学時代にスタンドで太鼓を叩いていたエピソードなど「長友選手の今までのサッカー人生」について熱く語っていたという。

 DF冨安健洋(シントトロイデン)やFW北川航也(清水)からは逆に「W杯って緊張するんですか?」など初々しい質問も出ていたそうで、槙野は「僕らが若いときにこういうのはなかった。(若手が)目を輝かせて、お手本となる話にうなずいてくれて、素晴らしい時間だった」と、チームにさらなる一体感が生まれたことを感じることができたようだ。

 MF中島翔哉(ポルティモネンセ)も前夜の懇親会について「ああいうのはチームが一つになるのに必要なこと」と指摘。「個人的には食べ過ぎないように注意していた。最近、胃もたれするので」と冗談交じりに打ち明けると、24歳の背番号10は「僕も年を取ったので」と報道陣の笑いを誘っていた。

(取材・文 西山紘平)

●アジアカップ2019特設ページ

TOP