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マルシャル2発で逆転もマンU勝ち切れず…チェルシーが劇的同点弾で初黒星免れる

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チェルシーvsユナイテッドは2-2でドロー

[10.20 プレミアリーグ第9節 チェルシー2-2マンチェスター・U]

 プレミアリーグは20日、第9節を行った。スタンフォードブリッジではチェルシーマンチェスター・ユナイテッドが激突。2-2で引き分けた。

 6勝2分で無敗のチェルシーは、7日の前節サウサンプトン戦(3-0)から2人を変更。MFロス・バークリーとFWオリビエ・ジルーに代え、MFマテオ・コバチッチとFWアルバロ・モラタを起用した。一方、4勝1分3敗で低迷するユナイテッドは、6日の前節ニューカッスル戦(3-2)から2人を入れ替え、DFエリック・バイリーとMFスコット・マクトミネイに代えてDFビクトル・リンデレフとMFフアン・マタをスタメンに入れた。

 データサイト『オプタ』によれば、チェルシーはプレミアでのホーム戦でユナイテッドと直近16試合で10勝5分1敗。最後に負けたのは、2012年10月28日(2-3)まで遡る。この試合もデータ通り、序盤からチェルシーがボールの主導権を握り、前半9分にはPA左手前でFKを獲得。MFウィリアンがゴール右上を狙ったが、枠を捉えることができなかった。

 対するユナイテッドは前線からプレッシャーをかけ、MFエデン・アザールを警戒。左サイドを中心に敵陣深くまでパスを回すが、なかなかチェルシーの守備を崩すことができない。すると、セットプレーから先制点を許してしまう。前半21分、右CKを獲得したチェルシーはウィリアンが右足でゴール前に蹴り込むと、MFポール・ポグバのマークをうまくはがしたDFアントニオ・リュディガーがヘディングシュートを叩き込み、1-0とした。

 前半はユナイテッドのシュートをわずか1本に抑え込んだチェルシー。1点リードで迎えた後半2分、的確な判断とパスで攻撃を組み立てるMFジョルジーニョが意表をついて中央を突破。PA中央でパスを受けたモラタが右足での反転から左足シュートを放つが、GKダビド・デ・ヘアにキャッチされてしまう。

 ユナイテッドは消極的な横パスが目立ち、決定機を創出できない。それでも後半10分、右サイドでパスを回して敵陣中央のポグバが左サイドに展開。DFルーク・ショーのクロスのクリアボールをマタが左足ボレーで狙うが、GKケパ・アリサバラガに阻まれる。さらにこぼれ球をつないで、PA右からDFアシュリー・ヤングが中央に折り返したボールをFWアントニー・マルシャルが右足で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 チェルシーは後半21分、敵陣中央の右サイドでFKを獲得し、ウィリアンが絶妙なクロスを供給。フリーで走り込んだDFダビド・ルイスが頭で合わせるが、枠に飛ばすことができず、決定機を逃す。24分には、コバチッチに代えてバークリーを投入。攻撃の形を変えようとしたが、ユナイテッドに痛恨の逆転ゴールを許してしまう。

 ユナイテッドは後半28分、マタがD・ルイスと体を入れ替えて右サイドを突破。マイナスに折り返したボールをラッシュフォードが素早くPA左へつなぎ、マルシャルが右横にボールを置いて右足を一閃。これがゴール右隅に突き刺さり、2-1と逆転に成功する。直後にチェルシーはウィリアンに代えてFWペドロ・ロドリゲス、ユナイテッドも30分にマタをMFアンデル・エレーラに代えた。

 さらに攻勢を強めたいチェルシーは後半34分にモラタに代えてジルを投入。最後の交代カードを使い切った。さらにジョゼ・モウリーニョ監督も動き、39分に2枚替えを敢行。マルシャルとラッシュフォードを下げ、FWアレクシス・サンチェスとMFアンドレアス・ペレイラを送り込み、終盤に向けて中盤を厚くした。

 アディショナルタイムは長めの6分と設定され、チェルシーが猛攻を仕掛ける。そして終了間際のアディショナルタイム6分、右サイドからDFセサル・アスピリクエタが左足でクロスを上げ、D・ルイスが渾身のヘディングシュート。右ポストの跳ね返りをリュディガーがヘッドもGKデ・ヘアに止められたが、最後はバークリーが押し込んで土壇場で同点。その後、ピッチ内外で小競り合いが起きたが、試合はアディショナルタイム10分にタイムアップを迎え、2-2で勝ち点1を分け合った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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