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決勝弾の大島僚太、イニエスタは「憲剛さんを初めて見た時の感覚」

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決勝ゴールを決めた川崎フロンターレMF大島僚太

[10.20 J1第30節 川崎F5-3神戸 等々力]

 自身にとって10試合ぶりとなるゴールは、無心で決めた殊勲弾だった。チームを首位独走態勢に導く勝ち越しゴールを決めた川崎フロンターレMF大島僚太は試合後、「本当にまったく覚えていない」と何度も口にしていた。

 MFアンドレス・イニエスタを擁する神戸が相手だったため、等々力陸上競技場は大雨にもかかわらず超満員。世界的スターを「プロに入って、憲剛さんを初めて見た時の感覚だった。判断の上に技術があって、それに奢ることなく基本に忠実にできる判断力がある」と仰ぎ見た大島だったが、お株を奪うような美しいパスワークからゴールを奪った。

 3-3で迎えた後半24分、MF家長昭博のノールックパスを受け、PA内の小林にピタリと縦パスを供給。「その前にチャンスを潰していたぶん、どこかで貢献しないといけないと思っていた。そんな気持ちが前向きに出たんだと思う」。自らサポートに走り込み、リターンを受けて自ら流し込んだ。

 一時は1-3という劣勢に追い込まれていた川崎Fだったが、このゴールで逆転に成功。2位の広島との勝ち点差は4に広がった。だが、残り4試合を見据える背番号10に満足した様子はない。前半に3失点したことに触れて「今後は試合の入りを気をつけないといけない」と気を引き締めていた。

(取材・文 竹内達也)
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