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パス34本の極上決勝点…アシストは小林悠「イニエスタもああいうパス回しをしたいんじゃないかな」

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決勝ゴールをアシストした川崎フロンターレFW小林悠

[10.20 J1第30節 川崎F5-3神戸 等々力]

「僚太のゴールを早く帰って見たい」。MF大島僚太の決勝ゴールをアシストした川崎フロンターレFW小林悠は、美しいパスワークで崩した4点目をそのように振り返ると、「イニエスタもああいうパス回しをしたいんじゃないかな」と冗談まじりに話した。

 フィールドプレーヤー10人でつないだ合計34本のパス。川崎Fを独走態勢に導く勝ち越しゴールは、内容面でも極上の一発だった。DFエウシーニョが自陣でボールを奪ったのを起点に、左右のサイドに振ってゆったりと侵攻し、最後は小林のパスから大島が流し込んだ。

 立ち上がりは神戸がポゼッションする時間帯が続き、「3失点目を取られた時は勝てるかなという感じになったと思うし、自分もなった」と小林。だが、後半に相手の足が止まると猛攻をしかけ、後半24分に自身のアシストで逆転に成功。「ブレずにやっていくことが大事」と喜んだ。

 この勝利で2位の広島との勝ち点差は4に開いた。「意思を合わせて、勝利に向かって一丸となってやれた。これを続けていきたい」。残り4試合、昨季のJリーグMVPと得点王のダブル受賞ストライカーは頂点だけを見据えている。
(取材・文 竹内達也)
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