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バルセロナが首位奪還!! メッシ負傷交代も、5試合ぶり白星で“クラシコ”へ

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立ち上がりの2ゴールを決めたMFフィリペ・コウチーニョとFWリオネル・メッシ

[10.20 リーガ・エスパニョーラ第9節 バルセロナ4-2セビージャ]

 リーガ・エスパニョーラは20日、第9節を各地で行い、2位のバルセロナが首位のセビージャに4-2で勝利した。5試合ぶりに勝ち点3を積み重ね、首位の座を奪還。FWリオネル・メッシの負傷退場は気がかりだが、良い形で次節R・マドリーとのエル・クラシコを迎える。

 ここ4試合勝利がないバルセロナは前節バレンシア戦(△1-1)から先発1人を変更。DFトマス・ベルメーレンに代わって古巣戦となるDFクレマン・ラングレが2試合ぶりにスタメン入りした。セビージャは得点ランキング首位の7得点を挙げているFWアンドレ・シウバらが名を連ねた。

 試合は早々に動いた。前半2分、バルセロナはDFネウソン・セメドが右サイドを突破し、FWルイス・スアレスのポストプレーからFWリオネル・メッシに展開。9月の月間MVPに選ばれたエースがスルーパスを送ると、PA内に駆け込んだMFフィリペ・コウチーニョがダイレクトで流し込んだ。

 さらにバルセロナは前半12分、中盤で相手のパスミスを拾ったスアレスがダイレクトで前線に送り込むと、右サイドをメッシが勢いよく突破。PA外から左足で持ち出しながらカットインし、鋭く小さな振りのシュートでゴール左隅を射抜いた。ところが同16分、相手と競り合ったメッシが受け身で腕を痛め、FWウスマン・デンベレとの交代でピッチを退いた。

 次にスコアが動いたのは後半17分、自陣深くのカウンターからMFセルヒオ・ブスケツがロングレンジのスルーパスを送り、スアレスがPA内まで突破。たまらず飛び出したGKトマシュ・バツリクが倒してバルセロナにPKが与えられた。キッカーはスアレス。落ち着いた右足キックでリードは3点に広がった。

 バレンシアは後半34分、MFパブロ・サラビアの左足ミドルシュートがラングレに当たって軌道が変わり、幸運な形でゴールに吸い込まれて1点を返す。その後も攻勢を続け、波状攻撃をしかけたがGKアンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれる。

 すると後半44分、バルセロナはMFイバン・ラキティッチが強烈なボレーシュートを叩き込んで再び3点差に。このままタイムアップを迎えるかと思われたが、同アディショナルタイムにセビージャがFWルイス・ムリエルのミドルシュートでまたしても1点を返す。だが、反撃はこれまで。天王山を制したバルセロナが首位浮上を果たした。
●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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